宮部みゆきミステリー パーフェクト・ブルー (第3話 ・10/22) 感想
TBS系ドラマ『宮部みゆきミステリー パーフェクト・ブルー』(公式)の第3話『(ラテ欄)24年後の脅迫!狙われた過去…母が隠す娘の秘密とは』の感想。
なお、宮部みゆき氏の原作小説『パーフェクト・ブルー』と『心とろかすような─マサの事件簿』は未読。WOWWOWと劇場公開された2010年版も未見。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
四人のベテラン女優の共演で、最もマシな仕上がりになった!
今週は、先週よりも更にマシになったと思う。何せ調査は、所長の蓮見杏子(財前直見)とベテラン調査員の三浦美智子(根岸季衣)の二人、時間の関係者が紺野千尋(手塚理美)と真島啓子(愛華みれ)の二人。
このベテラン女優四人で確実に着実に調査が進んで謎が解けていくんだから、ミステリーの面白さは別にして、(敢えて過去2話と比べるとだが)普通のミステリー・ドラマを観ているような安心感さえあった。でも、これで良いのか?
主人公も犬もいない方がマシってのはどうかと思う…
原作では犬・マサがどこまで活躍するのか知らないが、わざわざ鳴り物入りでアフレコに船越英一郎さんを依頼した割に、マサがストーリーテラーとしても存在する意味が無いのはどうだろう。
そして何より、主人公の蓮見加代子(瀧本美織)が美智子のほぼ聞き役で台詞の数も極端に減った方が、ドラマとしての完成度が高まると言う脚本と演出も合点がいかない。
さも重大な謎でも隠れているように「パーフェクト・ブルー」と呟き、最後に取って付けたようにまとめるだけの主人公では、本作が民放連続ドラマ単独初主演の瀧本さんがかわいそう…
結局、蓮見探偵事務所の中での加代子のポジションが不安定のまま脚本を書き出しちゃってると思います。だから、先週まであちこちに首を出すだけになってたし、今週は単なる聞き役で終わってしまったと。
いっそ、探偵事務所の先輩や同僚たちとコンビを組んで、加代子が徐々に成長していく過程を描きながら、最後の例の謎に繋げるような主役の魅せ方を工夫した方が賢明だと思います。
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