毒<ポイズン> (第1話 ・10/4) 感想
日テレ系ドラマ『毒<ポイズン>』(公式)の第1話『男が恋人を殺すとき』『(ラテ欄)完全犯罪をどうぞ!邪魔な恋人を殺す時』の感想。なお、赤川次郎氏による原作小説は未読。
作り込みはそれなりに丁寧だが…
演技力は別にして俳優の人数は多いし、脚本も演出も冒頭の警視庁の全景カットの編集以外、作り込みはそれなりに丁寧だと思う(面白いかどうかは別にして)。指示書のような細かい脚本を一行一行撮影し編集したような。お蔭で第1話なのに、良い意味でのスタイルなりパターンを魅せてきたと思う。
緊張感もメリハリが無く…
しかし、本作で最も大切な毒や事件を謎めく存在にするために妙にモノローグ処理が多くなったり、話を複雑に見せようとちょこちょこ謎の科学者・松井(綾部祐二)が登場させたことで、全体的に緊張感もメリハリが無く、ただ淡々と進んだ印象。凶器は毒と決まっているから、それでなくても悪い意味でパターン化する可能性は大。
どうやらこの毒が次々と人の手に渡り、その人物の悲喜交々を描くのがメインのようだから、松井の出番を減らして人間ドラマの部分を強調しないと期待薄…
一言で言うと「想像していたドラマと違う」って感じでしょうか。毒の薬効も人手に渡っていくことも冒頭にあっさりナレーション処理して、謎の科学者や刑事役を削って、毒を手にする人間にもっとスポットを当てないと何を描きたいのか見えてこないと思います。
毒がどうやってどのような次の人に渡るのかは興味が湧いたので、次週も観ようと思います。また、原作のアイデアは面白そうなので、あとは脚本と演出次第だと思います。具だくさんの薄味のごった煮ではつまらない…
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