リッチマン、プアウーマン (第10話・9/10) 感想
フジ系ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(公式)の第10話『あふれる想い…私たちが出した答え』の感想。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
ここまで「ベタな“月9"の恋バナ」にするなら、最初から…
第1話の放送前から「ベタな“月9”を観たい」と書いてきた。そして、現在その通りになりつつある。しかし、何か物足りないし、どこかモヤモヤする。
多分その理由は、制作者の「ベタな“月9"の恋バナで終わらせたくない」と言う野心なのか、朝比奈(井浦新)を中心とした企業パートが予想以上に面白いために、徐々に盛り上がってきた恋愛パートが、第9話から唐突に盛り上がったように映っているからだと思う。
最終回を直前にこう言うのも何だが、残念ながら、やはりもっときちんと基礎になる恋愛パートを初回から印象付けるような脚本と演出にしておくべきだったと思う。
展開は、正に“月9”のベタな最終話直前回の安定感…
最終話直前回で一話をたっぷり使って、恋愛ドラマのくっついたり離れたりのドキドキとイライラを詰め込んで、最後は前向きな別れで締めて、お楽しみは最終回のお楽しみと言うのは、正にベタな“月9”らしいベタな展開。これ自体は悪いと思わないし、二人の演技で何とか観る事が出来たと思う。
ただ、日向(小栗旬)は元々変人だから気にならないが、真琴(石原さとみ)が突然に性格が変わったかのようにキャンキャンとうるさく過剰にキャラクターを作ったように映ったのが残念。話を蒸し返すようだが、やはり最初からじっくり恋バナの種を蒔いて育てるべきだったと思う。
今回は主題歌のヘビーローテーションで、耳慣れを超えて正直邪魔でした。悪い曲じゃないですが、曲もドラマもイメージダウンだと思うんですが。最近のドラマの最終回のシチュエーションは、空港かバスターミナルが多くて、どうも本作もそうらしい。ちょっと残念…
見ず知らずの男女がくっつく恋バナと、元々親密な男同士を別れさせ落とす企業パートとの馴染み具合と言うか、接地面のクッションが良くないです。やはりもっと登場人物を含めて交通整理をするべきだったんでしょうね。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
リッチマン、プアウーマン [単行本] 安達 奈緒子 (脚本) (著), 木俣 冬 (ノベライズ) (著))
仮)7月クールフジテレビ系月9ドラマ 「リッチマン、プアウーマン」 オリジナルサウンドトラック
手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ [単行本] 喜多川 泰 (著)
2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書) [新書] 神田 昌典 (著)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3875/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/291824283.html でも、受け付けております。
- 関連記事
-
- GTO (第11話 最終回・9/11) 感想 (2012/09/12)
- 走馬灯株式会社 (第9話・9/10) 感想 (2012/09/11)
- リッチマン、プアウーマン (第10話・9/10) 感想 (2012/09/11)
- 浪花少年探偵団 (第11話・9/10) 感想 (2012/09/10)
- ビューティフルレイン (第11話・9/9) 感想 (2012/09/10)