リッチマン、プアウーマン (第9話・9/3) 感想
フジ系ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(公式)の第9話『私を信じて!あなたの壁を壊したい』の感想。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
これを言っちゃあおしまいだが…
本作には珍しく、今回はヒロインである真琴(石原さとみ)が本筋に絡んできた。お蔭で日向(小栗旬)と『プアマン、プアウーマン』としての再出発がきちんと描かれたと思う。
ただ、第1話からの流れからすれば、本作は日向と朝比奈(井浦新)の対立構造こそが、ドラマを進める上でもドラマの面白さとしても原動力だった訳で、就職やら恋愛やらで真琴が絡み始めると途端に、チープなお話に見えてしまう。何とも残念…
退屈はしないが…
まるでドラマの総集編かダイジェストを観ているような展開の速さで、退屈はしなくて助かる。しかし、エピソードの取捨選択方法やそのエピソードたちの選択と集中のバランスが良くない。
描きたい(描くべき)のは、主人公二人の映画『プリティ・ウーマン』の現代版のはずなのに、企業モノや挫折からのサクセスストーリーまで突っ込むのは良しとしても、燿子(相武紗季)の周辺まで欲張るのはどうかと思う。結局は、全体が散漫になって、肝心の描くべきものが見えにくくなるだけなのに…
初めから、日向と朝比奈の会社に真琴が入社して三角関係からスタートすれば、センスの無い番組タイトル通りに金持ち男と貧乏女に拘らずに、『月9』らしい恋バナになったと思うんですが。もったいないなぁ。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
リッチマン、プアウーマン [単行本] 安達 奈緒子 (脚本) (著), 木俣 冬 (ノベライズ) (著))
仮)7月クールフジテレビ系月9ドラマ 「リッチマン、プアウーマン」 オリジナルサウンドトラック
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