東野圭吾ミステリーズ (第8話・8/30) 感想
フジ系ドラマ『東野圭吾ミステリーズ』(公式)の第8話『小さな故意の物語~謎の死を遂げた親友…真実の裏の哀しい嘘』の感想。なお、原作の東野圭吾氏の小説は未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
好き嫌いが分かれそう…
青春のささいなすれ違いが生んだひと夏の悲劇とか、主人公たちに青春のちょっとした影のお話と思えれば、情緒的な演出の好みはあろが、ミステリーとして楽しめたと思う。ただ、捻くれ者の私には、どうしても高校生に見えない3人の『タッチ』風のある夏の恋バナにしか見えなかった。まっ、これまでのシリーズの中ではミステリーとしては悪くないと思うが…
原作の選び方が悪い…
原作は未読だが、相変わらず15分程度のプロットにあれこれ肉付けして別の価値観を創り出し、小説だからこそ面白い“謎解き”を妙に映像化して、雰囲気を壊しているような印象だった。こう言う視聴者各自の青春とオーヴァーラップさせるような小説のドラマ化は慎重にするべきだったと思う。
ドラマ化するなら…
今回で言えば、鏡は姿見くらい大きい方が、光が当たるのも下方からでなく真横方向からの方が現実味があると思う。きっと「青春=いたずら=小さな鏡」と言う演出家の単純な連想による改悪だと想像する。まっ、鏡の反射で転落ってのもどうかと思うが。いろんな意味で原作者がお気の毒でしょうがない…
今回良かったのはロケ地ですね。三人が自転車で渡った木製の橋や寝そべった土手。調べたら、茨城県常陸太田市落合町の里川に架かる新落合橋とその周辺の堤防だそうです。『いばらきフィルムコミッション』に紹介のページ(リンク)に現地の写真がありました。
本編部分ではないですが、中井貴一さんが登場するナビゲーションパートが、ここまでブツ切れで放送されると、どう言う話なのかあまり興味が無くなってきました。最終回の前にダイジェスト版を放送して欲しいくらいです。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
「東野圭吾ミステリーズ」に原作者もお怒りのようで…
犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫) [文庫] 東野 圭吾 (著)
あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12) [文庫] 東野 圭吾 (著)
怪しい人びと (光文社文庫) [文庫] 東野 圭吾 (著)
地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.12 海盗セブン [DVD] 大地真央 (出演), 三浦春馬 (出演)
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