トッカン 特別国税徴収官 (第6話・8/22) 感想
日テレ系ドラマ『トッカン 特別国税徴収官』(公式)の第6話『徴収官VS裁判官… 悪事を法が守るなんて許さない!私が食い止めます!』の感想。なお、原作の高殿円氏の小説『トッカン 特別国税徴収官』は未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
ぐー子のはじめておつかい…
世間知らずで法律無知のぐー子の初めてのおつかいって感じの今回。一応、税務署vs裁判所と言う対立構造も織り込んで、主役のみならず脇役やゲスト(りりィさんまで)の見せ場もちゃんと用意して、お話としては悪くなかったと思う。面白かったかは別にして…
二の舞に…
ただ、如何せん主役・鈴宮深樹(井上真央)に絡む人物が多過ぎて、すべてのエピソードが単純に並べられ淡々と描かれたの残念。登場人物をたくさん作って主人公が埋もれて終わったいずみ吉紘氏の脚本ドラマ『南極大陸』の二の舞にならなければ良いが…
いつになったら…
井上さんの演技力はわからないし、演技指導の問題かもしれないが、5話にもなるのに井上さんが鈴宮を演じているようにしか思えない。あの“おどおど”がそう見せてしまうのかもしれないが。とは言え、物語上は次第に宝町税務署の一員として認められつつある状況と違和感がある。もう少し自然に井上さんが鈴宮に見えるようになれば、俄然と面白くなると思う。
キレが悪い…
今回は登場人物もロケ先も多くて撮影スケジュールが忙しかったのか、全体的に演技は俳優任せで演出もカット割りも平凡な印象だった。そして、極めつけが錨喜理子(星野真里)の涙のシーンでの主題歌のカットアウトの下手さ。歌詞も曲調も中途半端な部分で、カットチェンジと一緒にやったら効果が薄いのに。やるなら、せめて『走馬灯株式会社(第6話・8/20放送)』くらいを見習って欲しい。因みに演出は今シリーズ初の相沢淳氏。
ぐー子のおどおどっぷりの演技指導なり役づくりが、私と相性が悪いんだと思います。だからどうしても鈴宮を応援したくなるところまで入り込めない。それとコメディ要素はあるものの何となく全体に漂う薄暗さ。やはりもう少しシリアスとコメディ要素のバランス調整がされたら嬉しいです。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話> 第5話
トッカン―特別国税徴収官― (ハヤカワ文庫JA) [文庫] 高殿 円 (著)
トッカン 1 特別国税徴収官 (マーガレットコミックス) [コミック] 姫神 ヒロ (著), 高殿 円 (原著)
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