トッカン 特別国税徴収官 (第5話・8/15) 感想
日テレ系ドラマ『トッカン 特別国税徴収官』(公式)の第5話『親友が結婚詐欺に?美人教師を差押え、貢いだ金を取り戻せ』の感想。なお、原作の高殿円氏の小説『トッカン 特別国税徴収官』は未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
再起動を打ち出す番宣だったから…
3週間ぶりで且つロンドン五輪を挟まれると、連ドラとしてどうかと思うし、制作陣も視聴率回復を願って番宣を打ち、相当な再起動や路線変更を打ち出していた今回。井上真央さんが力を入れて番宣してたから、さぞ“ぐー子”中心にガラッと雰囲気が変わってくると期待した…
蓋を開けると…
蓋を開けると、主役・鈴宮深樹(井上真央)の見せ場は最後の数分だけ。ほぼ全編が鍋島木綿子(鈴木砂羽)の巻。更に新キャラ・錨喜理(星野真里)まで登場。大人の事情は解らない訳でもない。しかし、ここまで唐突に深樹と木綿子を関係性を構築して、それなりにまとまったお話になっちゃうと「じゃ、これまでは何?」って感じで若干拍子抜けしてしまう。
単発ならまずまず。ただ連続ドラマとしてみると…
お話が面白かったかどうかは別にして(私には物足りなかったです)、潜入調査なども表現され、宝町税務署所属の国税徴収官たちの悲喜交々を描くドラマとしては、良く出来ていたと思う。
こう言う国税の仕事と納税者をきちんと描くエピソードを、“連ドラ”として毎回作り込んでおけば、前回の話を最終回スペシャルにして大団円で終了なんてことも出来たろうに。まっ、制作の企画力と脚本の構成力不足が本作の鍵なのは、再出発後も変わらないようだ。
鏡(北村有起哉)のドSっぷりは程良くなってきたり、星野さん加入で脇も固まってきているのに、肝心の主役のぐー子が宝町税務署のマスコット的存在に格下げになってませんか。
第2章はトッカンとの日々の業務で“成長する新人キャラ像”は中心で無いんですかね。その辺も残念。でも、今回の再起動は悪くないと思います。あとはこれまでのエピソードを今後や最終回にどう活かすかでしょうね。
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