走馬灯株式会社 (第5話・8/13) 感想
TBS系ドラマ『走馬灯株式会社』(公式)の第5話『柳井 研二 40歳』『(ラテ欄)夏夜のサイコスリラー』の感想。なお、菅原敬太氏の原作漫画は未読。また、パクリ疑惑のネタ元の短編映画『走馬灯屋の退屈』(YouTube)は鑑賞済み。
秀逸なカット割り…
第5話の演出は、シリーズ初の筧昌也氏。物語としては大きなドンデン返しも無く平凡な内容だったかもしれない。しかし、筧氏の演出、特にカット割りに工夫が施されいて、作品全体の不思議さや重厚感が増したと思う。今回を観て、DVDがテーマのドラマだからこそ、改めてカット割りに拘るべきだと再認識させられた。
柳井ナメのテレビ…
例えば、柳井研二(山中聡)がDVDを観ているシーン。単純に液晶テレビと柳井のカットバックで見せずに、柳井の背中越し真後ろから、所謂「柳井ナメのテレビ」にすることで、柳井がDVDに次第にのめり込んでいく様を表現したり…
渡辺哲さんの演技力と存在感…
そして、柳井と沖島(渡辺哲)の面会室のシーン。渡辺哲さんの演技力と存在感に、相手役の山中さんをはじめキャメラや照明も全部引っ張っても貰ったような、妙な生々しさや臨場感がうまく本作らしさを醸し出していたと思う。
気軽に夏の夜中に観るドラマとして、程良い不思議さと面白さを創り出していると思います。視聴率や話題性は高いとは言えませんが、相変わらず今期の連ドラの中で安定した面白さです。
走馬灯株式会社(4) (アクションコミックス) [コミック] 菅原 敬太 (著)
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