東野圭吾ミステリーズ (第4話・7/26) 感想
フジ系ドラマ『東野圭吾ミステリーズ』(公式)の第4話『レイコと玲子』『(ラテ欄)レイコと玲子~容疑者は多重人格少女!一体どちらが本物か?』の感想。なお、原作の東野圭吾氏の小説は未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
「全員が演技をしているように見えます」は痛烈な自虐ネタか?
エンディングで倉敷(中井貴一)が、「全員が演技をしているように見えます」と言ったのが一番面白かった。いや演技だけでない。脚本も演出も全体的に夏休みの演劇部の稽古のように見えて、殆ど内容が頭に入らなかった(入る以前に、後味の悪さ以外は流れ出てしまうような内容だったが)。
それにしても多重人格に見せる演技がすべてと言って良いようなお話で、あれは無理があり過ぎる。ぞろっと揃ってるプロデューサーたちは、ホントにこれで良いと思ってるのかと聞きたくなる…
今週も安心して「俳優を楽しむドラマ」化…
まあ、ネタとしては使い古されてるから、せめて俳優陣で魅せようとしたのだろうか。結局お話の割に俳優陣が多過ぎて、結果的に配役に無駄や無理が生じて、より焦点がぼやけて、正に“俳優を楽しむドラマ”な今回。
同じオチなら映画「真実の行方」…
同じオチではリチャード・ギア主演映画『真実の行方』が余韻もアカデミー助演男優賞のエドワード・ノートンの多重人格者が秀逸。未見の方は是非とも観て頂きたい。
来週も「世にも微妙な物語」化か?
原作の結末は知らないが、映像作品として既出の名作があるのに、捻りも無くなぞるだけでは、こちらは興醒めしてしまう。脚本は山本健介氏と川村泰祐氏の二人掛かりで、川村氏は演出もやってるんだから、二時間ドラマの短縮版を作っても意味がない事くらいわかりそうなものだが。これでは『世にも微妙な物語』と言われてもしょうがない…
ミステリーやサスペンス要素も殆ど無く、脚本と演出に斬新さを感じず、終始“はてなマーク”が浮かびっぱなしの演技で、今朝8時に録画を観ましたが、睡魔と闘いました(単なる寝不足か?)。このドラマって誰得なんでしょう???
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