GTO (第3話・7/17) 感想
フジ系ドラマ『GTO』(公式)の第3話『過激な恋の罠鬼塚が真実愛を絶叫』の感想。なお、原作の藤沢とおる氏の漫画『GTO』は未読、反町隆史主演ドラマ『GTO(1998年)』と映画版『GTO(1999年)』は視聴済み。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
脚本家交替で「GTO」から「男版ごくせん」に?
先生が生徒を救うために倉庫に突入して、かわいい女の子をかわいいジャニーズJr.の森本慎太郎くん演じる村井が大活躍ってスタイルは、『GTO』と言うより『男版ごくせん』と言った方が相応しいような第3話。もはや“本作らしさ”は“鬼塚って先生が登場している”だけ?
エンドクレジットを見たら、第2話までの深沢正樹氏から山岡潤平氏へ交替していた。良く言えば今まであまり活躍の場が与えられなかったあずさ(瀧本美織)などの見せ場を作ったと言えるし、校内のいじめだけでない事件を描くのも悪くない。
一方、水面下で動き出していた相沢雅(川口春奈)や鬼塚の仲間たちと言った連続ドラマならではのレギュラー陣の活躍が薄まってしまった。お蔭で折角の“連続ドラマらしさ”も“鬼塚先生が登場している”だけになってしまったのが残念。
「グレート・ティーチャー」なら「小者感」を払拭せよ!
決して今の鬼塚が“小者”だと言う意味で無く、『グレート・ティーチャー』を名乗るなら、もっと“豪快な大物感”が欲しいと言うこと。今回もエピソード自体は悪くないし、お色気やらケンカやら見せ場もある。しかし、仕上がりが緩いと言うか締まらないと言うか…。いっそもっととんでもないキャラクターでも良いと思う。なぜなら…
ドラマの中くらい、理想の教師像を見せて欲しい!
今夏は連日話題になっている「大津いじめ」もあり、学園ドラマで何を描くのかも、要求されるものも想定とは違ってきているだろうし、スタッフも無意識ではいられないと思う。
だからこそ、今回の“鬼塚英吉”には、彼の「ものの道理」を通そうとする姿勢を貫いて欲しいし、強烈に描いて欲しい。方法論は多少無茶苦茶でも、豪快にパワフルにブレークスルーする教師を、テレビの中だけでも見たいのだ。
ドラマの中くらい、理想の教師像を見せて欲しい。これが私の本音です。総理大臣や政府も平気で国民に嘘をつく世の中。市長や教育委員会や学校や加害者家族も自己保身ばかりで毎日うんざりしています。だから、不幸を作ってお涙頂戴物語より、テレビドラマくらいは夢を描いて欲しいです。次週に期待します。
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