ビューティフルレイン (第3話・7/15) 感想
フジ系ドラマ『ビューティフルレイン』(公式)の第3話『…父ちゃん、アルツハイマーってなに?』の感想。
なお、本作を面白いと思った方、出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
今週は“泣きのトヨエツ”が全部持ってった!
たまには圭介を演じる豊川悦司さんの泣きの演技を魅せたいのも解る。物語も感動的だし、親子愛の深さも認める。しかし、その“泣きのトヨエツ”のために用意した今回のお涙頂戴エピソードがあまりにあざといし、作り手の都合の良いように描かれたのが残念、と言うより作り手の意図に共感しない。
私はトヨエツの演技には魅了されたが、ドラマに心を動かされることは無かった…
病気のドラマなのに、病気の扱い方がひどい!
本作全編を通しての一つの山場が、圭介が美雨(芦田愛菜)に自身の病気を告白するシーンだと思い、何話目にどう魅せてくるのか期待していた。しかし、それは残念ながらあまりに唐突に且つ適当に描かれてしまった。
第3話で最も意味不明なのは、主人公の病気が必要のないお話だったこと。仕事でのミスだって若年性アルツハイマーでなくてもするし、子供の授業参観に遅刻だってする。
なのに、この脚本では強引にそれらを病気のせいにして、更にアカネ(中谷美紀)の旦那まで同じ病気にして理解者の役割を与え、何となく美雨に告白させてしまってはいなかったろうか?
病気の告白シーンは、もっと丁寧に作り込んで欲しかった!
本作は、これから難病を乗り越える父娘のドラマだ。だから、啓介が夜に納品に行く時に道に迷って中村産業内で一騒動するとか、授業参観に行くのに道に迷うとか、そういう病状を視聴者に提示してからの美雨への告白の方が、解り易いし感動すると思う…
それに美雨が父に怒っていたのは、父が授業参観に遅刻し欠伸をしてクラス中から失笑されたこと。だから病気には一切触れないアカネの説明に美雨は納得したはず。
それにあれほど賢い美雨だから「アルツハイマー」と言う単語や本から少しは知っていても不思議でない。だからこそ、美雨の心の中の葛藤を含めてもっと告白シーンは丁寧に作り込んで欲しかった…
ベタなドラマだってことは視聴者の総意なんだから、なぜ堂々とベタを描かないのか。物語上授業参観はすっぽかせないでしょうから、道に迷って警察官と一緒に学校へ来るとか、教室がわからなくてあちこちの教室に迷惑をかけて、挙句の果てに大声で娘の名前を叫んじゃうとか、いくらでも出来るはずです。
出来る事をせず、あえて中途半端な表現を選択する意味が解りません…。ネタは裏番組より悪くないだけに残念でした。来週は一気に進むみたいです。是非とも丁寧な仕事をお願いしたいです。
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