GTO (第2話・7/10) 感想
フジ系ドラマ『GTO』(公式)の第2話『鬼塚外し始動vs危ない不登校女子』の感想。なお、原作の藤沢とおる氏の漫画『GTO』は未読、反町隆史主演ドラマ『GTO(1998年)』と映画版『GTO(1999年)』は視聴済み。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
「俳優陣の演技が棒過ぎる」との声が多いようだが…
演技の評価は控えている当blogだが、ネット上の声を聞くと「俳優陣の演技が棒過ぎる」との声が多いように思う。しかし、出演者以上に“棒”なのは、脚本と演出だと思う。
脚本は、毎回襲われたフリで性犯罪の冤罪だし、小学生対象レベルの説明台詞の連呼。演出は音楽は使い回しばかりだし、何より似たようなカット割りばかり。そして何より、出演者の多くが演技力不足なら、脚本上の台詞を変えるなりもう少し演技指導の方法を工夫するなりの策を講じて欲しい…
「2012年版らしさ」に期待したのだが…
先週、「今風」でなく「2012年版らしさ」に期待すると書いたが、結局スマホのGPSで居場所を見つける位しか思い当たらなった。それも日本の女子高校生がBlackBerryを使ってる違和感の上に成立している訳で、何とも言い難い…
それと、2012年版の鬼塚英吉は理屈っぽくて普通にいい人で、どことなく余裕が無いながらも生徒のために一生懸命ってキャラクターのように思う。これはこれで“アリ”かもしれない。
しかし、そもそも「グレート・ティーチャー」を豪語するなら、それに不釣り合いな小者感が気になる。これが、ついつい反町版と比較したくなくてもしてしまう原因なのだ。何とかならないものか…
毎回似たような展開の上、何とか一時間枠を埋めているような引き伸ばしを感じてしまいます。原作との契約関係は知りませんが、大ヒットドラマのリメイクですから、それをもっと意識して2012版らしい斬新なエピソードなり展開を考えても良いと思います。
そして、脚本の深沢正樹氏にお願いしたい。あのドラマ『俺の空 刑事編』で、あの一平役の庄野崎謙さんの演技力の中、見事に富豪刑事を描き切ったあの手腕で本作も書いて欲しいです。脚本と音楽でまだテコ入れできるレベルだと思いますので…
【これまでの感想】
第1話
GTO 全25巻完結セット (少年マガジンコミックス) [コミック]
GTO DVD-BOX
GTO スペシャル [DVD]
ビーチボーイズDVD BOX
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