リッチマン、プアウーマン (第1話・7/9) 感想
フジ系ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(公式)の第1話『資産250億の男と就職難民女の最低最悪の出会い』の感想。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
「つかみ」で失敗するのはダメな脚本と演出の証…
『月9』だからってだけで期待大で、ほぼ事前情報無しで視聴開始。約4分の日向徹(小栗旬)の会社説明、約10分の澤木千尋(石原さとみ)の居酒屋バイトまでの何と苦痛なこと。
冒頭で、現実味のない設定の脚本と古臭い演出を見せられると辛い。私は、「つかみ」で失敗するのはダメな脚本と演出の証だと思うから、一気にテンションが下がってしまった。
現実味のない脚本、使い古された演出…
大儲けしているIT企業やその経営者の描写が、ここまでベタだと興ざめさえしてしまう。脚本家はきちんとシナハンをしたのかと聞きたくなる。
また、職場や洋服買ってシンデレラになるとか演出もどこぞの映画やドラマで使い古された絵づらばかり。配役も「いつもの感じでお願いします」ってだけのようだし…
更に音楽はうるさいし、効果音は多いし、会社のスタジオセットは豪華だが、その他は目新しさの無い近場のロケばかり。どうなっちゃったんだ『月9』は?これがお洒落で新しいと思って作っているなら、『月9』ではミステリーだけやった方がいいのかもしれない…
※シナハンとは、シナリオ・ハンティングの略。脚本家が行う下調べのこと。
「大切なことはすべて君が教えてくれた」の再来だけは…
「澤木千尋」って戸籍にまつわるサスペンス要素を入れてきたのが、最後まで観ていた視聴者への唯一の報いだったような第1話だった。
さて、本作はあの迷作“月9”『大切なことはすべて君が教えてくれた』の脚本と演出コンビの作品。だから謎だけ引っ張って毎回小出しにして、第4話あたりからグズグズになりそうな予感はある。本作も登場人物に感情移入できず、話の展開にも興味を持てない、そんな二の舞にはならないで欲しい…
『2012年7月期の夏ドラマの期待度』で、“ベタなシンデレラ・ストーリーを観たい”と書きましたが見事裏切られました。私は韓国ドラマは一切観ませんが、こんな感じなのかなぁって。
朝比奈(井浦新)が裏切って会社が倒産しけるのを、実は身内だった千尋が助けるなんてお話にはしないで頂きたいです。
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