GTO (第1話・7/3) 感想
7/3からフジ系で始まったドラマ『GTO』(公式)の第1話『最強の教師誕生!生徒はダチだ』の感想。なお、原作の藤沢とおる氏の漫画『GTO』は未読、反町隆史主演ドラマ『GTO(1998年)』と映画版『GTO(1999年)』は視聴済み。
まずは、前作との比較と好みの問題…
観終わった感想は、意外とフツーの今風学園ドラマだった。全体が少し個性的でない登場人物たちに期待はずれだったのと、演技派の少ない割に何とか完走できたと言うのが相殺された感じ。
また、基本的に原作や前作と比較しないが、本作ほどの大ヒットドラマだとしない訳にいかないから第1話だけ。やはり前作の印象が強いから、細かいシーンやカットを比較してしまう。すると、エピソードの順序や展開が飛んでいたりするのが気になる。でも、これは比較しなければ印象が変わるかもしれない…
好みの問題としては、配役と演技力が気になった。女子高生たちは可愛いがどの娘も同じに見えるのは私の老化現象として、配役全体的に強烈なインパクトと個性を感じない。更に演技には触れたくないが、全体的に初回の本読みレベルって感じで残念。これも演者かこちらのどちらかが先に慣れるかもしれない…
「2012年版らしさ」をどう魅せてくれるかに期待…
過去の大ヒットドラマのリメイクで話題を集め、予算削減が明らかな配役の中でどう視聴率を稼ぐのか?そのためには「今風」でなく「2012年版らしさ」をどう魅せるかだと思う。
一見教師に見えない教師が、型破りな方法で学園の様々な問題を解決し生徒の心を叩き直すと言う、もはや超定番な設定の教師ヒーロードラマを、今風に描いても面白味は無いと思う。
情報の陳腐化の速い今だからこそ、(好き嫌いは別にして)旬な配役やネタを取り入れて「2012年版らしさ」で勝負するしかないと思追う。それが出来ないなら再放送の方がよほどコストパフォーマンスが良い筈だ…
バイクで倉庫に突っ込むシーンのベニヤ板の具合とか、理事長が鬼塚に教師になるように勧めるシーンのアフレコ具合とか、演出も脚本も苦労してるなあと思います。もっと脚本、演出、俳優が工夫すれば、教師ヒーロードラマとして面白くなると思います。
それに脚本は複数名のリレーで、今回の深沢正樹氏は今期『警視庁捜査一課9係7』と掛け持ち担当だから、回毎に仕上がりは違ってくる可能性はありますね。
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