鍵のかかった部屋 (第11話 最終回・6/25) 感想
4/16からフジテレビで始まったドラマ『鍵のかかった部屋』(公式)の最終回『硝子のハンマー』の感想。また、貴志祐介氏の原作推理小説は未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
もう少し歯切れ良く、終わって欲しかった…
個人的には、サブタイトルと状況証拠で殺人トリックはほぼ解けていたから、犯人の背景や動機をここまで丁寧に描く必要性は感じなかったし、榎本(大野智)の高跳びオチもSPや映画化の伏線みたいでスッキリしなかった印象…
でも、あれだけイケメン犯人の出番を作れば、先週裏切った玉木宏ファンの視聴率も貰えるって寸法なんだろう。プロットも二週跨ぎにする程の濃厚で無いように思うから、むしろ小ネタを削って最終回2時間SPくらいが妥当だったのでは?
それに妙に引き延ばしたお蔭で、榎本が一度謎解きを失敗しているような印象になっていたし、やはり小ネタと時間稼ぎを挿入し過ぎて、最終回が一番本作らしくなかったのが残念。勿論、それなりに全話面白かったし見応えもあっただけに…
全体的に好印象なドラマだった…
総括気味に書くと、『月9』でも本作みたいなのはアリかな?と言う感じだ。『月9』で無ければ特に新鮮でもないし。
とは言え、大人気アイドルを主役にして、登場人物たちも事件の関係者たちも、人情や恋愛要素を排除し、密室トリック解明だけに特化したドラマとしては、程良く笑いの要素を入れてエンターテインメントになっていたと思う。何も「推理=本格派」の必要なんて無い訳だから…
また最後まで大野さんの榎本キャラの演技がブレなかったのも良かった。ただ、毎回もう少し芹沢(佐藤浩市)と純子(戸田恵梨香)が榎本ときちんと絡んだら、三者三様のキャラクターが相乗効果を発揮して、更に面白味が加わったのではと思う。
弁護士が榎本の素性を知ったところで調査依頼出来ない訳ではないので(現実的かどうかは別にして)、主人公さえ生きていればSPも映画化もありですよね。と言うのも、大野さん演じる榎本をまた観たいなと思います。久し振りに続編を期待したい『月9』でした。その際は是非「チーム榎本」をきちんと描いて欲しいです。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話> 第9話 第10話
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