もう一度君に、プロポーズ (第10話 最終回・6/22) 感想
4/20からTBSで始まったドラマ『もう一度君に、プロポーズ』(公式)の最終回『ついに、人生二度目のプロポーズ!ありったけの愛を込めて君に』の感想。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、今回は絶対に読まない方が良いです。
結末は「元サヤか離婚か」の二択だからこそ…
結婚前の時点に記憶が亡くなって困惑する妻と、それに苦悩する夫がどうなるかなんて、普通「元サヤに収まるか離婚か」の二択だと思う。だからこそこの夫婦がどちらの結末を選択するのかをじっくり描いて欲しかった、それが本作への私の期待だった。
そして、最終回を観てみれば、前半はほぼ脇道の回収で終了。後半に期待したが、結局「日記を読んだから元サヤに戻る」と言う結論への、何ともあっさり風味のアプローチ。
二時間ドラマでも十分なほどの主人公たちのの二択を描くのだから、10話もあったのだからもっと丁寧に慎重に描いて欲しかった…
波留と可南子のバランス…
宮本波留(竹野内豊)は、「家族」と言う大きな枠の中で「夫婦」を捉え、劇中でも幾度も家族論のような話が挿入され、本作では波留の家族の過去・現在・未来までしっかりが描かれた。一方、可南子(和久井映見)は、「波留との夫婦関係の未来」をどうするかのほぼ一点で描かれたように思う。
ぶりっ子風の可南子が、もう少しが波留と波留との将来も考えて苦悩する様子が描かれたら、立っているだけでイケメンの波留と(ドラマ中の存在感として)対等になって面白かったかもしれない。
だからこそ「もっと大人の胸キュンを」と書いてきたのだが、結局はネタ切れだったのだろうか。それに、幾らきれいにまとめたくても、あそこまで波留と可南子の夢を簡単に叶えて見せられると、私は安っぽいと思ってしまう…
竹野内さんと和久井さんが醸し出す、誠実でアンニュイな雰囲気も良かったです。全体のほんわかして丁寧な作風なり本作らしさも良かったです。
でも、ドラマとしては、メインの二人の決断に影響を与えそうもない脇役たちのエピソードを描く時間があったなら、二人の心の葛藤をもっと描いて欲しかったです。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
もう一度君に、プロポーズ Blu-ray BOX
もう一度君に、プロポーズ DVD-BOX
金曜ドラマ もう一度君に、プロポーズ オリジナル・サウンドトラック
ビーチボーイズDVD BOX
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