カエルの王女さま (第11話 最終回・6/21) 感想
4/12からフジテレビで始まったドラマ『カエルの王女さ』(公式)の最終回『涙のラストソング!音楽堂を取り戻せ!』の感想。
最後まで天海祐希オン・ステージ!
まさか最後が『カノッサの屈辱』ばりに牧原アナのナレーション処理でまとめ(それもゴミ処理場誘致問題は全く解決しないまま)ると言う、想定外に丸く収めたベタなエンディングも、ここ数回の流れからすると悪くないと思う。
ただ、やはり本作の魅力は“天海祐希オン・ステージ”だった。もし主演が別の配役だったら最後まで観られたかどうか。それにしても男前なリーダーを演じる天海さんの存在感は素晴らしい。本作はそれ以上でも以下でも無かったのが残念…
私が本作に今一つ感情移入出来なかった理由…
私が勝手に本作を「落ちこぼれミュージカル・スターが故郷の合唱団を建て直し、それが町おこしになるサクセス・ストーリー」だと思い込んだのが原因だと思う。
サクセス・ストーリーならば、登場人物たちが困難に立ち向かう必要がある。しかし、本作での登場人物たちの困難と言えば、第5話まで繰り返された”自分がシャンソンズに入団するかどうか”と、二度にわたる倉坂澪(天海祐希)の離脱騒動くらい。
第6話くらいから反対勢力の井坂市長(岸部一徳)まで一気にチーム団結して、先週から突然隣の市からラスボスを二名投入して、行き当たりばったり的な対処で乗り越えた。先述の通り、ベタで予定調和なエンディングは悪くないと思う。
しかし、澪やシャンソンズが、怒り落胆し涙し喜ぶのに共感するには、もっとその根拠を描いてもらわないと困る。表面的な感情の動きだけでは、盛り上がるものも盛り上がらなくなってしまうと思う…
合併する前から隣の市に切り込んであっさり撤退とか、緊縮財政もゴミ処理場問題も解決しないのに、音楽堂存続決定って、ここまで茶番劇みたいなエンディングにする必要があったんですかね。それに打ち切りみたいな終わり方の演出も。いろいろ期待ハズレな本作でした…
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
カエルの王女さま 公式パンフレット
Shine(初回限定盤) 家入レオ
ゴールデン☆ベスト ザ・タイガース
ザ・タイガース 世界はボクらを待っている [DVD]
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3690/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/276614787.html でも、受け付けております。
- 関連記事
-
- もう一度君に、プロポーズ (第10話 最終回・6/22) 感想 (2012/06/24)
- コドモ警察(第10話 最終回・6/19) 感想 (2012/06/22)
- カエルの王女さま (第11話 最終回・6/21) 感想 (2012/06/22)
- パパドル! (第9話・6/21) 感想 (2012/06/22)
- 37歳で医者になった僕~研修医純情物語~(第11話 最終回・6/19) 感想 (2012/06/20)