ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

37歳で医者になった僕~研修医純情物語~(第11話 最終回・6/19) 感想

4/10からフジテレビで始まったドラマ『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』公式)の最終回『僕が医者を続けるただ一つの理由』の感想。なお、原作の川渕圭一氏の小説『研修医純情物語シリーズ』は未読。

なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。

結局“すず”は何だったのか?

原作は知らないし私の頭が悪いのだろうが、脚本上の葛城すず(ミムラ)の存在理由がイマイチ理解できない。「草薙さん主演だから恋バナも入れといた方が良いよね」「水川さんの他にも女優を入れとかないと男ばっかりになっちゃうし」的な発想なら、営業的にも解らない訳で無い。
しかし、それ以外の理由だと「原作に沿ってます」だろうか。もっと紺野祐太(草彅剛)が医師を目指すきっかけとして存在感を表すとか、祐太が患者第一と言いつつも、すずのことは大好きだともっと見せてくれるとか。
そして、最後の最後であれだけ、全員“いい人”で理想の病院化計画推進中を描くなら、すずも何とかしても良かったのでは?

脚本の骨子を考えてみた(その1)

飽くまで私の勝手な解釈として、本作の脚本の骨子を考えてみた。
主人公が達成したい目標はあった。それを阻む葛藤(敵や障害)もあった。しかし、それに悩む主人公の影が薄かった。そこを描く必要がある時に、すずの児童館の話なんかをやってしまった。
続いて、葛藤と戦う主人公を十分に描くべき頃、下田健太郎(八乙女光)と新見悟(斎藤工)の脇道に反れてしまった。そしていよいよ残り2,3話の時点で、主人公が達成したい目標へ一気に突き進む部分をしっかり描くべき時に、(殆ど必要背の無い)すずと(ラスボス的な存在感の)佐伯毅彦(松平健)を強引に絡めたために引き伸ばし感が増し、主人公も患者で無くすずの事しか考えなくなってしまった。

脚本の骨子を考えてみた(その2)

しかし、最後は主人公に目標を達成させざるを得ないから、それに(ほぼ)無関係なすずはフェードアウトさせるしかなく、佐伯を死亡させる必要もなくなり、バタバタと2年後に何となく目標達成とまとめてしまった。
こうして脚本の骨子から考えると、主人公を始めすべての登場人物が自分に与えられた役目をなしていないと言うか、役目を十分に与えられないままスタートしたように思う。
脚本の古家和尚氏は単発では素晴らしい作品も書くのに、最近作の連ドラは織田裕二さん主演『外交官 黒田康作』と香取慎吾さんと黒木メイサさんの『幸せになろうよ』とパッとしない…


紺野先生が目指す医療には共感する部分があったし、社会人経験を活かして大学病院を改革すると言う姿勢にも期待をしました。下田先生と佐伯教授の攻防戦も悪くなかったです。でも、それらが“本作らしさ”につながるような連帯感や一体感がもう少しあったら良かったと思います。
それにしても、この真面目だけでメリハリの無い主人公を、草薙さんが最後までブレずに演じたのはすごいなと思います。


【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話

     

37歳で医者になった僕~研修医純情物語~Blu-ray BOX
37歳で医者になった僕~研修医純情物語~DVD BOX
僕と花 [Single, Maxi] サカナクション
37歳で医者になった僕~研修医純情物語~オリジナルサウンドトラック

ブログランキング・にほんブログ村へ blogram投票ボタン 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング あとで読む
Twitterに追加Facebookに追加はてなブックマークに追加Yahooブックマークに追加Googleブックマークに追加Buzzurlに追加Choixに追加izaブックマークに追加livedoorクリップに追加@niftyクリップに追加mixiチェックに追加newsingに追加
無料SEO対策入門


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3685/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/276187181.html でも、受け付けております。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

37歳で医者になった僕~研修医純情物語~ 最終回

「僕が医者を続けるただ一つの理由」 ついに念願の「声が出た」のに、祐太(草なぎ剛)の恋人・すず(ミムラ)の容態、一気にピ~ンチ。加えて、ここにきて、なりふり構わず教授

『37歳で医者になった僕』 最終回

青臭い。。。上手く絡めて見せてくれましたね~。最後まで、お涙ちょうだいで見せられなかったのが良かったと思いました。すずの死も悲しいものではなく、最期に見せた優しい手や笑...

37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜 case11(最終回)

『僕が医者を続けるただ一つの理由』 内容 ついに、声が出たすず(ミムラ)。 喜ぶ祐太(草なぎ剛)だったが。その直後、容態が急変する 森下(田辺誠一)が中心となり処置がなされ

ドラマ「37歳で医者になった僕」 第11話...

すず危篤---------。突然の事態の悪化。折角言葉が出たのに・・・意識が戻る可能性は低いという森下。転院を進めようとした自分のせいだと、己を責める沢村。だが、それはすずにいいと...

37歳で医者になった僕 研修医純情物語最終話(6.19)

佐伯教授@松平健が倒れたことで教授代行となった森下准教授@田辺誠一は 佐伯をホスピスに送ろうとするが、 紺野@草彅剛が医者なら目の前にいる患者を救うべきだと訴え、 紺野と話...

37歳で医者になった僕 〜研修医純情物語〜 final case:僕が医者を続けるただ一つの理由

裕太さん・・・゚+.゚ウト゚+.゚(o´I`)゚+.゚ウト゚+.゚ すずのあの呼びかけは、裕太が見た幻・・・もしくは願望だったのか、 はたまたろうそくの灯が燃え尽きる前の一瞬の輝きがなせ

37歳で医者になった僕~研修医純情物語 11話...

公式サイト医学部長に就任した佐伯ですが、直後、すい癌に倒れます。・・・<続きは本家記事でご覧ください。>※本家の記事のURLhttp://miru-yomu-kiku.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/3711-8ae6.htmlこ...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: