リーガル・ハイ(第9話・6/12) 感想
4/17からフジテレビで始まったドラマ『リーガル・ハイ』(公式)の第9話『恩讐の村人よ…美しき故郷を取り戻せ!!』の感想。
古美門先生の“毒気”が痛快過ぎる!
「彼らには、戦争とズワイガニ食べ放題付きバスツアーとの
区別が全くついていない」
もはや私の本作の楽しみは、古美門研介(堺雅人)の“毒気”になっている。今回はどこぞの「反なんとか集会」や「二十何時間テレビ」を、痛快な切り口とテンポで突っ込みまくり。下手なニュース解説者やコメンテーターより遙かに核心をついているし手厳しいのが良い。
「何が南モンブランだ。
絹美村は本物のモンブランより遙かに美しいと
どうして思わないんですか?
誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、
みんな仲良しで暮らしていけば楽でしょう。
しかし、もし、誇りある生き方を取り戻したいのなら
見たくない現実を見なければならない。
深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない。
戦うと言うことはそう言うことだ。
愚痴なら墓場で言えば良い」
是非、古美門先生には、政官民のズブズブいやズボズボの関係(品の良い表現ではありませんが、今回は敢えて)の解消法までご教授願いたい所だが、残念ながら残り2話で終わってしまう。うーん、残念だ。
折角、ここまで引っ張ってきたなら魅せて欲しい!
今回(次回も)は、第1話からずっと引っ張ってきた古美門と三木(生瀬勝久)の過去、そしてその遺恨試合的な部分が、やっと真正面から描かれたエピソードになるようだ。本作の唯一のマイナスであるこの先送りがついに描かれるのなら、是非とも面白い展開で決着をつけて欲しい。でなければ一話完結で良いのだから…
それに、もう少し古美門の本心なり真意なりが見えると、先を予想する面白さも出て来ると思う。
「七人の侍」に負けない二週跨ぎを期待したい!
今や私も世間も“今期ナンバーワンの面白さ”との呼び声高い本作。冒頭で南モンブラン市の老人たちが、裁判所へ弁護依頼に古美門研介(堺雅人)を訪ねた時のBGMが、ナント黒澤明監督の『七人の侍』のテーマ曲のアレンジ。で、まさかと思ったら…
二週跨ぎ。無意味な二週跨ぎ反対派の私も今回は微妙だ。実は『七人の侍』が5分間の休憩を挟んだ、前編は戦の準備、後篇は本格的な決闘と言う二部構成で上映されたからだ。と言う訳で、是非ともオマージュで終わらせずに、必然性のある二週跨ぎに期待したい。
あと2話あるそうですから、次週で古美門と三木の因縁対決は決着がつかないかもしれませんね。そこ以外の部分は本当に面白いので、期待を裏切らない展開を期待します。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第5話 第6話 第7話 第8話
(仮)フジテレビ系ドラマ「リーガル・ハイ」オリジナルサウンドトラック 林ゆうき
ジョーカー 許されざる捜査官 DVD-BOX 堺雅人 (出演)
女神のKISS(初回限定盤) PES from RIP SLYME
七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD]
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