三毛猫ホームズの推理 (第9話・6/9) 感想
4/14から日テレで始まったドラマ『三毛猫ホームズの推理』(公式)の第9話『刑事失格!?三毛猫最後の教え』の感想。なお、赤川次郎氏の原作小説は一切未読。
なお、本作を面白いと思った方、出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
脚本が!
先週により正常化を期待した本作。しかし、ホームズ(シュシュ / マツコ・デラックス)がいなくても義太郎(相葉雅紀)が事件を解決し、警視総監賞まで頂戴している時点で、原作との比較で無く、タイトルとしてどの辺が『三毛猫ホームズの推理』だったのか全く理解できない脚本。
殺人事件が解決し主人公が独り立ちした事を、終わり良ければすべてよしと言って済ませて良いとは思えない。百歩譲ってタイトルが『三毛猫ホームズの忠告』なら承知しようかと思っても、その忠告が全く的外れではお話にならない…
ワープ?
岡本玲さん演じる友美の告白のシーンが病室から舞台にワープしたのは、学生演劇みたいになると予測した脚本家の良心か、病室で大声を出しちゃいけないと言う演出家の配慮なのか知らないが、何か必然性や効果があったろうか?
髪の毛…
突っ込み所満載な脚本過ぎて、演出は愚か、俳優さんたちの演技にも集中できなかった。推理モノだから(かなり強引でご都合主義的ではあるが)ミスリードでいろいろ先送りにするのは悪いと思わないが、あの「仮面の髪の毛」だけは良く解らない。現場に落ちていても良さそうなって…
ホームズが猫だから言うのではなくて、「義太郎=のび太」「ホームズ=ドラえもん」のように、“謎めいた関係”で無く“友情関係”のように明確にして、『怪物くん』風にキャラクター系のドラマにしたら、相葉さんに合っていたかなと思います。それにしても脚本が何とかなりませんかね。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
三毛猫ホームズの犯罪学講座 (角川文庫) 赤川 次郎 (著)
モーニング娘。サスペンスドラマスペシャル 「三毛猫ホームズの犯罪学講座」/「おれがあいつであいつがおれで」 [DVD]
三毛猫ホームズの推理 ディレクターズカット [DVD] 陣内孝則 (出演), 葉月里緒菜 (出演), 大林宣彦 (監督)
三毛猫ホームズの推理 オリジナル・サウンドトラック 金子隆博
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