クレオパトラな女たち(第8話 最終回・6/6) 感想
4/18から日本テレビで始まったドラマ『クレオパトラな女たち』(公式)の最終回『美しいとは?』の感想。
ついに最終回は、脚本家の愚痴と打ち上げ中継!
先週まで全編“恋バナ”と“女の愚痴”だったが、流石に最終回はそれを遙かに超えたぶっ飛んだ展開。なぜか黒崎裕(綾野剛)の同性愛&片思いの描写だけは無駄に丁寧で、それ意外はとにかく雑の一言。
特に市井睦(稲森いずみ)の豹変振りは見事だった。冒頭“事後”で始まり、不倫がバレて離婚騒動、その騒動を息子に立ち聞きされ家出、同居人を追い出しておいてあっさり別れ、そしたら病院内では不倫は無かったことになって…
肝心の最後のくだりは、市井先生が唐突に、
「どんなに一生懸命やってもダメな時はダメなのよ
そんな時はとにかく前に進むしかないのよね」
と本作のテーマらしきものを発表。続いて、いつもの女たちの愚痴大会。しかし今回は流石最終回とあって、しっかりと脚本家の愚痴までインサート。そして打ち上げ大会まで中継しちゃった。いくら打切りとは言え脚本家は投げやりすぎでは???
そもそも美容クリニックのお話の必然性があったのか?
この最終回では何を描きたいのか全く見えないから、公式サイトを見ると“「美しい人生とは何か?」を描くヒューマンコメディ”とある。更に「美しい」の中に「美貌」「若さ」「心のきれいさ」を込めたかったのもわかる。
当初は私自身もそう言うドラマを期待した。しかし、湯川院長(余貴美子)の乳がんエピソードも取って付けたようになってしまったように、大前提である大人気の美容クリニックである必然性が殆ど無かったのがいけなかったと思う。「美=美容=整形」と言う単純な発想だからこそ徹底的に活かさないと意味が無いと思うのだが…
結局先週の予想通りのお座なりなエンディングの恋愛ドラマで終わってしまいました。唯一の救いは、情熱的な恋愛や大胆な行動をした女性だったクレオパトラに市井先生が重なった…かな?(苦笑)
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
クレオパトラな女たち オリジナル・サウンドトラック 池頼広
クレオパトラな女たち [DVD]
トッツィー 製作25周年アニバーサリー・エディション(2枚組) [DVD]
美しき麗しき日々(DVD付) 持田香織
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