37歳で医者になった僕~研修医純情物語~(第9話・6/5) 感想
4/10からフジテレビで始まったドラマ『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』(公式)の第9話『医者も一人の弱い人間という現実』の感想。なお、原作の川渕圭一氏の小説『研修医純情物語シリーズ』は未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
主人公はカレーライスを食べただけ?
まあ、ここまであれこれ描いて、あちこちにフラグを立てて引き延ばされると、もはや何を描きたいのか、主役は誰なのかわからなくなりそう、そんな脚本だ。
特に気になるのが主人公・紺野祐太(草彅剛)の存在感の薄さ。残念ながら葛城すず(ミムラ)のお見舞いとカレーライスを食べた位の印象しかない。
なのに物語はどんどん教授選中心に進み、最後に祐太と佐伯教授(松平健)の一騎打ちになるのかしらないが、その前に遅咲き医師として現場に新風を吹き込むような祐太を見たいのは私だけだろうか?
不器用で捻くれ者の遅咲き研修医の純情物語だったはず…
私は賛成はしないが、これまで折角自分の医師としての能力を棚に上げて現場を否定したり、指導医に内緒で「もっと良い治療方法がある」と患者に告げ、患者と指導医の対立を煽ったりと、祐太なりのやる気満々な個性が描かれていた。
しかし、今回は「自分と自分の大切なことを一番に考えろ」とあちこちから叱られた途端に一気に意気消沈ムードの祐太。逆に下田健太郎(八乙女光)が熱くなって…。
下田を描くのは悪くないし、吉田拓郎氏の「人間なんて ラララ ラララララ~」では無いが、様々な人間模様を描くのを否定はしない。観ていて腹が立ったが、最初の頃の“少々不器用で捻くれ者の遅咲き研修医の青臭い純情物語”が懐かしのも事実…
今週も祐太の存在感は薄かったです。すずとのシーンが手話により字幕になるため、余計に二人のシーンの印象が薄くなるのも影響していると思います。せめてすずの失声症と言う設定が無ければ…。
このままベタな医療ドラマで終わるのか、タイトルらしいドラマになるのか、その辺が見所なんでしょうか?
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
研修医純情物語―先生と呼ばないで [文庫] 川渕 圭一 (著)
ふり返るなドクター―研修医純情物語 [文庫] 川渕 圭一 (著)
僕と花 [Single, Maxi] サカナクション
37歳で医者になった僕~研修医純情物語~オリジナルサウンドトラック
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