リーガル・ハイ(第8話・6/5) 感想
4/17からフジテレビで始まったドラマ『リーガル・ハイ』(公式)の第8話『親権を奪え!天才子役と母の縁切り裁判』の感想。
個性的な登場人物の設定を十分に活かした連ドラの面白さ!
男バレで55分も延長した上に、冒頭から「また子役モノか?」と落胆したのも束の間、古美門研介(堺雅人)の痛快な子役批判で目が覚めた。
成功する子役なんて二通りだろう
大人の金儲けのためにむち打たれる哀れな操り人形か
大人の顔色を見て手玉に取るませたクソガキか
彼女はどっちだろうねえ
数年後にはチンピラタレントと出来ちゃった結婚するか
年寄りの愛人になっていることだろう
これまでも朝ドラ始め様々なマスコミや芸能界批判など過激な発言(台詞)が面白かったが、その発言の“根っこ”までもドラマとして上手に描いてきた今回。
こう言う各登場人物の設定の深さや個性を、きちんと整合性を確保しながら連ドラとしての登場人物たちの成長に結び付けた脚本は見事だと思う。
脚本・演出・演技の三位一体の小気味良さ!
今回は久し振りにきっちり調停シーンもあって良かった。豪胆な詭弁いや超絶な熱弁を振るう古美門と、親としての正論と落ち着いた語り口で息子を論破する古美門の父・清蔵(中村敦夫)の父と息子の対比が絶妙だった。
構成も悪くない。父親のような愛情さえ感じる服部(里見浩太朗)と清蔵との関係も匂わせてきたり、一度45分頃に本作らしくない“いい話”で終わらせると思いきや、最後はクリスマスプレゼントのネタで一笑いさせ、CM入れずに次週の予告。
今週が母子対決と父子対決と言う個人的なお話だったのに対し、次週は田舎の化学工場からの公害問題と社会的なお話と、とにかく脚本・演出・演技の三位一体が小気味良い。メリハリもあるし退屈させないとは、ホント良いドラマだなと思う。
古美門の子供時代が描かれたせいもあって、古美門と言う人物がちょっと可愛く見えたのが印象的でした。ちょっと黛真知子(新垣結衣)の存在感が薄かったですが、初めて弁護士として役になったような部分もありましたから良かったと言うことで。来週にも期待します。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第5話 第6話 第7話
(仮)フジテレビ系ドラマ「リーガル・ハイ」オリジナルサウンドトラック 林ゆうき
ジョーカー 許されざる捜査官 DVD-BOX 堺雅人 (出演)
全開ガール~ディレクターズカット~ Blu-ray BOX 新垣結衣 (出演)
女神のKISS(初回限定盤) PES from RIP SLYME
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