もう一度君に、プロポーズ (第7話・6/1) 感想
4/20からTBSで始まったドラマ『もう一度君に、プロポーズ』(公式)の第7話『孤独な夜~過去には戻れない二人』の感想。
今週の“脚本家二人体制”は、台詞で魅せてきたぞ!
先週の桐野世樹氏&武井彩氏コンビでは、波留(竹野内豊)と可南子(和久井映見)が別々の環境ではあったが、互いの未来を真剣に考え始めているのを描き、やっと最終回に向けて軌道修正する姿勢が見えてきた。
今週の山上ちはる氏&桐野世樹氏コンビは、波留と可南子をきちんと同じ環境に置いて、それぞれの苦悩や素直な気持ちをぶつけ合うことで、また少しだが前進しそうな兆しが見えてきた(だけでは困るのだが、それは後述する)。
それも「忘れようとするのは、忘れられないから…」と言った本作の肝である“記憶喪失”を真正面から意識した可南子の台詞で魅せたのは良かった。そして可南子の涙…
演出ももっと頑張って欲しい…
波留の家を出て2分ほど二人の無言のシーンを挟んで、二人の心の変化を表現する約7分のクライマックス。まず、可南子の携帯に一哉(袴田吉彦)から電話がかかるが、ここでは二人はカットバックで同一画面に入らないことで、一人で生きていこうと決めつつある可南子の心を表現。
それに対し今度は二人ずつを同一画面に収めるカット割りで、波留の家にやってきた桂(倉科カナ)に波留が自分の正直な気持ちを吐く。そしてこの後、一哉が可南子を、桂は波留の心を揺さぶる…
相変わらず二人の変化は思わせぶりばかりでイラつくが、今回は可南子と波留のたった2つの名台詞が効いたと思うし、カット割りも悪くなかった。演出ももっと頑張って欲しい…
この際思い切って残り3話は、波留と桂、可南子と一哉の4人に絞り込んで描いたらどうかと思います。周囲の人たちが“いい人”なのはわかりますが、ここまで主役の二人に殆ど影響を与えない状態が続くと、引き伸ばしか大人の事情としか思えません。次週は最終章に向けて、ドラマ全体の舵を大きく切って欲しいです。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
金曜ドラマ もう一度君に、プロポーズ オリジナル・サウンドトラック
ビーチボーイズDVD BOX 反町隆史, 竹野内豊 (出演)
流れ星 完全版 DVD-BOX 竹野内豊, 上戸彩 (出演)
夏子の酒DVD BOX 和久井映見, 石黒賢 (出演)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3642/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/273067308.html でも、受け付けております。
- 関連記事
-
- 三毛猫ホームズの推理 (第8話・6/2) 感想 (2012/06/03)
- 都市伝説の女 (第8話・6/1) 感想 (2012/06/02)
- もう一度君に、プロポーズ (第7話・6/1) 感想 (2012/06/02)
- カエルの王女さま (第8話・5/31) 感想 (2012/06/01)
- パパドル! (第6話・5/31) 感想 (2012/06/01)