鍵のかかった部屋 (第7話・5/28) 感想
4/16からフジテレビで始まったドラマ『鍵のかかった部屋』(公式)の第7話『今回は、密室が破られません』の感想。また、貴志祐介氏の原作推理小説は未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
ミステリー劇場風も悪くない!
少々都市伝説っぽいのはどうかと思うが、密室とは無縁と思われがちな田舎だからこそ故意に作られた密室で無い密室の謎を解くと言う捻った設定は、長野(ロケ地はほぼ山梨県だと思うが)と言う風景も相まって、ミステリー劇場風で良かったと思う。
園芸脚立の錆やアパートの防犯システムなどのネタ振りも、やや安直さと強引さはあるもののしっかりやっていて悪くなかった。
榎本の調査と解説を描いただけ?
ただ如何せん“容疑者の類”が40分過ぎの謎解きまでほぼ登場せず、全編に亘って家主の西野(吉田鋼太郎)の友人・遠藤(平田満)が淡々と現場説明をし、それを受けての榎本(大野智)の調査と解説を描いただけの印象しかない
この2話くらい面白くなってきただけに残念だ。しかし、榎本が出突っ張りだったから、大野さんのファンはそれなりに楽しめたと思う…
脚本も演出もディティールに凝って欲しい…
第3話と同じ脚本・相沢友子氏と演出・加藤裕将氏のコンビの特徴だろうか。今回も芹沢(佐藤浩市)の存在感は薄かったし、榎本の推理の演出も資料をめくって指を動かすだけ、と言うかそもそも推理そのものが粗いと言うか「密室で無いから破れない」と言うを言いたいがために取って付けたようになってしまったのが残念…
お話はそれなりに面白いだけに、もう少し演出的にご都合主義的な要素を感じさせない工夫が欲しかった。模型も無かったしアパートの防犯装置もちゃちだし。オタクが主演のドラマだけに演出もディティールに凝って欲しい。
大野さんの独演会でしたが、これはこれで最後まで面白かったです。ただ、出来れば原作にはない芹沢(佐藤浩市)をドラマではもっと活かして欲しいと思います。その芹沢が予告編で「必ずや真実を白日の下にさらけ出して見せます、正義の名に懸けて(キリッ)」とカメラ目線で訴えていたので、来週は大丈夫なようです。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
鍵のかかった部屋 (角川文庫) [文庫] 貴志 祐介 (著)
ARASHI LIVE TOUR Beautiful World [DVD] 嵐
「映画 怪物くん」豪華版DVD<初回限定生産> 大野 智 (出演)
フジテレビ系ドラマ「鍵のかかった部屋」オリジナルサウンドトラック
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