鍵のかかった部屋 (第6話・5/21) 感想
4/16からフジテレビで始まったドラマ『鍵のかかった部屋』(公式)の第6話『密室劇場』の感想。また、貴志祐介氏の原作推理小説は未読。
ヒッチコックの「知り過ぎていた男」へのオマージュか?
犯行シーンで劇中の銃声と木刀で殴る音を合わせる辺りや、劇のタイトル『密室に囚われた男』辺りは、ヒッチコック監督の『知り過ぎていた男』へのオマージュだろうか。他にもオープニングは『古畑任三郎』っぽかったり、今回のトリックもどこかで観たような感じで、少々オリジナリティが…
また、あれほど大がかりな準備を要するトリックなら、もっと外部の者の犯行に見せかけるトリックを思いつけば良かったのにと真犯人にアドバイスしたい所だが、全体的には舞台と言う設定や大道具を使ったトリックなど、映像的に魅せる部分も多くて面白かったと思う。
里奈の活かし方も悪くない…
これまでフリードマン・芹沢総合法律事務所のシーンや、水城里奈(能年玲奈)の存在が中途半端だと思っていたが、今回の事件への絡ませ方は上手いと思う。特に里奈の活かし方。全体のお話の中でのバランスや、最後の里奈の父・水城重治会長(清水紘治)との和やかなオチも含めて意外と絶妙だったと思う。
まあ、もう少し青砥純子(戸田恵梨香)の出番を抑えて、芹沢豪(佐藤浩市)に振り分けた方がバランスは良かったと思うが…
榎本の“推理中”の演出に工夫が欲しい…
20分頃の榎本径(大野智)が「この密室は破れないかもしれません」と言う場面などの榎本が“推理中”“思考中”と言うシーンの演出に工夫が欲しい。音楽と指先を動かすだけで面白味が無い。
もう少し推理を組み立てる過程の魅せ方に工夫があると、榎本の能力がよりカッコよく見えると思う…
私の中では、『密室探偵・榎本の事件簿』として正常進化しているので、今週も面白かったです。それだけに今後の榎本の推理過程の魅せ方に期待します。
鍵のかかった部屋 (角川文庫) [文庫] 貴志 祐介 (著)
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