ATARU (第6話・5/20) 感想
4/15からTBSで始まったドラマ『ATARU』(公式)の第6話『絶対音感の知られざる殺意』の感想。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
今回もチョコザイの出番は多いのは結構だが…
先週以上に中居正広さん演じるアタル / チョコザイの台詞が増えただけでなく、物的証拠意外に他人の台詞にまで興味関心を持ったり、更に絶対音感なる能力まで見せ、さすが主役の大活躍と言いたい所だが、果たしてそうだったろうか?確かにこれまで以上に捜査のヒントになる言動は多かったのは認める。
しかし、チョコザイはヒントを出すだけでチョコザイが解決している訳で無いし、刑事でもないのだから当然だ。しかし私が気になるのは、チョコザイがいなくても事件が解決していた可能性があるような脚本や演出では困ると言うことだ。
それを言っちゃあお仕舞いよ!
「それを言っちゃあお仕舞いよ!」とは、映画『男はつらいよ』シリーズで車寅次郎(渥美清)が良く言う台詞だ。40分頃、沢(北村一輝)が事件現場で真犯人を追い詰める際にこう言う。
「そう言えばあの時、あなたはおかしな事ばかり言ってましたね」
これってあの杉下右京の口癖、「どぉしても気になりますねぇ」「細かいところまで気になってしまうのが僕の悪い癖」と似たようなもの。要は早い時点で沢刑事が真実の暴露(真犯人しか知りえない事実の告白)に気づいていたってこと。
ホントは、それに気づかせてくれるのがチョコザイ君のヒントでないと、チョコザイ君の存在意義が薄くなるだけ。その前に、脇役が先に事件を解決してちゃだめだと思うが…
事件そのものは真犯人の意外性含めて悪くなかっただけに、勿体無いなぁと思います。もしも舞子が敏腕刑事でなくて良かったですが、逆にそれがチョコザイの凄さを描けていない事にもなる訳で。
まっ、今回の脚本と演出は俳優さんたちの演技にだいぶ助けられたと思いますが…
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第4話 第5話
レインマン [DVD]
ぼくには数字が風景に見える [単行本] ダニエル・タメット (著), 古屋 美登里 (翻訳)
アスペルガーの偉人たち [単行本] イアン ジェイムズ (著), 草薙ゆり (翻訳)
ATARU I (角川文庫) [文庫]
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