鍵のかかった部屋 (第4話・5/7) 感想
4/16からフジテレビで始まったドラマ『鍵のかかった部屋』(公式)の第4話『先入観殺人!被害者はスパイダーマン!?』の感想。また、貴志祐介氏の原作推理小説は未読。
「密室探偵・榎本の事件簿」として面白くなってきてる!
本作の原作小説は『防犯探偵・榎本シリーズ』と言うそうだが、もはや鍵は殆ど関係ないし密室もネタ程度だから、『鍵のかかった部屋』と言うタイトルに違和感を覚えてしまう。まっ『密室探偵・榎本の事件簿』が丁度良いかもしれないが。
タイトルはともかく、今週は芹沢豪(佐藤浩市)が事件解決にきちんと絡み、青砥純子(戸田恵梨香)も抑え気味の活躍で、3人のバランスが良くなり、ぐっと面白味が増してきたと思う。
密室には拘って欲しい…
密室と言う犯行現場ゆえに最初から容疑者が限定され、その中の誰が真犯人かを榎本径(大野智)が謎解きする過程に見所を持ってきているのは、観易いし楽しい。
それに何より謎解きミステリーとして犯人断定までの過程が良く出来ていて面白い。密室に拘るために、密室殺人事件づくりに強引さを感じない訳で無いが、やはり密室ありきが大切だから、是非そこには拘って欲しい。
無音暗転と、べったり貼り付く大音量BGMは改善されないようですが、それら以外はだいぶ洗練されてきて、謎解きとして面白くなってきました。
ホントは榎本には事件解決より密室解決に期待したいのですが、視聴者への解り易さと前提にするとしょうがないかもしれません。このまま正常進化をお願いしたいです。
鍵のかかった部屋 (角川文庫) [文庫] 貴志 祐介 (著)
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