もう一度君に、プロポーズ (第3話・5/4) 感想
4/20からTBSで始まったドラマ『もう一度君に、プロポーズ』(公式)の第3話『優しさの痛み』の感想。
「何となく、わかった気がします。お父さんと話してみて」
第3話でやっと本作の描きたい部分が見えてきたような気がする。のんびり過ぎる展開や二人の主人公以外の描き方に違和感を覚えていたのだが、可南子(和久井映見)が波留(竹野内豊)の父・太助(小野寺昭)との会話辺りからやっと…
「どうして私があなたと一緒にいたのか」と言う可南子の台詞こそこのドラマの核心と言うか描きたい部分ではないのかと。
「自分だったら?」「初めての時は?」って考えながら観ると…
この緩いテンポ。視聴者に丁寧に一つ一つ投げ掛けているのではないだろうか。「自分だったらどうするか?」「初めての時はどうだっただろうか?」と自分の置き換えて考えて欲しいと。
特に夫の妻への“気持ち”を、一途でいじらしい波留を通して、幾度も「愛してる」と言って結婚してもついつい安心感にあぐらをかいてしまう男が、“他人同士に戻ってしまった”ことで、ゼロから愛する(元)妻へ愛情表現を繰り返す波留と、「この人とやり直していくの?」と迷う可南子の奇妙なラブストーリー。
こう理解すると、意外に主役以外のパートも重要になってくる…
所詮“他人同士”だからコミュニケーションが大切…
可南子の弟・裕樹(山本裕典)の仕事パート、可南子の図書館パート、波留の修理工場パートのテンポが悪いし長いと思う。
しかし、今回で言えば、家賃滞納の話や、夜の繁華街で裕樹が波留を目撃したり、可南子が同級生と女子会したりするシーン等で、何気ない日常の何気ない会話や関わりの中にある、そう所詮他人同士だからこそのコミュニケーションの大切さを描くのに必要不可欠なパートなのだ。
それなれば、尚更に脚本と演出は視聴者に受け入れられるように丁寧にテンポよく見せて欲しいものだ。
正直言うと今回の演出は好きでないです。特に演技指導の部分や演者の顔の表情の撮り方が妙なフラグを連想させるようで。この脚本の良さは会話の余韻や間。それを殺ぐようなインサートカットは止めて欲しいです。
でも、ドラマ全体の方向性が見えてきたことで、だいぶ面白味が出てきました。次週に期待します。
金曜ドラマ もう一度君に、プロポーズ オリジナル・サウンドトラック
ビーチボーイズDVD BOX 反町隆史, 竹野内豊 (出演)
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夏子の酒DVD BOX 和久井映見, 石黒賢 (出演)
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