クレオパトラな女たち(第3話・5/2) 感想
4/18から日本テレビで始まったドラマ『クレオパトラな女たち』(公式)の第3話『姉よりも美しく』の感想。
脚本の無駄がかなり削ぎ落とされ、方向性が見えてきたかも?
基本的に大石静氏の脚本が苦手は私。今週でリタイア確定するつもりで観たのだが、意外や意外に最後まで観てしまった(あの体験談は早送りだが)。
私が無駄に感じていたクリニックの大忙しさの描写やダラダラしたランチタイムや特別な男友だちとのくだりが、かなり削ぎ落とされた印象だ。その分、双子の整形バトルと教授の植毛手術に的を絞り込んだのは、最近の大石脚本では珍しいと思う。90年代の大石脚本はこんな感じではなかったろうか…
そして、どうやら整形賛美でも医療ドラマでもなく、「結局、人生は堂々巡りだ」と言うポップなコメディ・ヒューマン・ドラマになるのかもしれない…
ポップなコメディ路線を重視した演出方針は正しいと思う…
寺崎ふゆ(梅舟惟永)がBSCで峯太郎(佐藤隆太)に泣きつくくだりで、ラグタイム風の軽快なピアノ曲が流れた瞬間に、今回の演出家が代わった事に気づいた。医療&シリアス系が得意の岩本仁志氏から、青春&コミカル系が得意の猪股隆一氏に代わったのだ。
想像の域だが、視聴率が右下がり中のため、思い切った方向修正(確認かもしれない)が行われたのかもしれない。『家政婦のミタ』が視聴率のためにどんどん方向修正して大ヒットしたように。そしてそれを支えたのも猪俣氏の演出だったのだ…
お話はベタですが、このコメディ路線をしっかり押し出した演出で成功だと思います。これで何とか次週も観てみようと言う気持ちになりました。とは言え、何ともハッキリしない終わり方でしたね…
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