ATARU (第3話・4/29) 感想
4/15からTBSで始まったドラマ『ATARU』(公式)の第3話『身勝手な男心vs奇妙な女心』の感想。
チョコザイの捜査の描き方がより良くなった!
まさか第3話でここまでしっかりと、アタル / チョコザイ(中居正広)が自ら捜査している事を描き、チョコザイならではの捜査手法まで解り易く表現し始めたのはお見事な脚本だ。
特に、チョコザイが断片的に発する“キーワード”を事件解決へ結びつける役を、小ネタ満載の名脇役たちでなく、超?脇役である警視庁鑑識課機動鑑識係・石川唯(光宗薫)と舞子(栗山千明)の弟で医学生・昇(玉森裕太)を活用したのは興味深い。
何故なら、小ネタは好き嫌いがあるし、良い時は作品全体の色を決めてくれるが、悪い時は主役の存在感すら消してしまう魔物だからだ。どうやらその辺の取捨選択が上手くいっているのだろう。
FBIも事件はしょぼいし、まとめ方も安っぽいのが残念…
全何話か知らないが、かなり早い段階でチョコザイらしさを見せてきたのは良かったが、そちらを描くために刑事ドラマらしさが微妙に崩れてきたのも事実。
いや、全体は刑事ドラマの体を崩していないのだが、FBIとか壮大な世界観や事件そのものは正直しょぼいし、最後のまとめ方も『HERO』的な正義感を、ただ騒いでるだけの舞子が尤もらしく語っても安っぽすぎる。
これらの原因は登場人物の多さが大きな原因だと思われるから、今更削る訳にもいかないだろう。ならばもう少し交通整理をして、チョコザイ捜査官の活躍を描く刑事ドラマに早くなって欲しい。
希望通りに脚本と演出が大きく改善されて良かったです。これで本作が何を描きたいのかわかりやすくなりました。言葉少ない主役としての中居さんの存在感も悪くないし、この路線のまま進化を期待します。
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