三毛猫ホームズの推理 (第3話・4/28) 感想
4/14から日テレで始まったドラマ『三毛猫ホームズの推理』(公式)の第3話『猫消失!?古城監禁殺人ツアー』の感想。なお、赤川次郎氏の原作小説は一切未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
主人公がスパッと事件解決しない推理ドラマの楽しみ方…
普通の推理ドラマでは、敏腕刑事や名探偵がどうやって犯人を逮捕(本当は特定するまでだが)するのか、その過程を視聴者は客観的な(第三者の)目線で楽しむ。
さて、本作では主人公・片山義太郎(相葉雅紀)がダメダメ刑事で、自らの力で犯人特定まで辿り着けない。だから、義太郎を客観的に見続けても面白くないのは当然。
そこで本作の正しい?楽しみ方は、あれこれ巻き込まれる義太郎に共感し応援し自分を投影し感情移入する事だと思う。相葉さんと一緒に悩みながらハラハラドキドキしながら、解決までを共に楽しめば良いのだ。
しかし、それではいつまでも犯人が特定されないから、ホームズの存在に意味が出て来る。ところが、本作では義太郎の兄・ヒロシ(藤木直人)と妹・晴美(大政絢)の二人の兄妹キャラが強過ぎて、義太郎とホームズの見せ場さえも食ってしまう。
そうなると、もはやどこをどう楽しむ「推理ドラマ」なのか、よくわからない…
二週跨ぎなら、大事なシーンにエンドクレジットを被せないで!
視聴者には犯人はほぼバレバレの環境の中で、もっと「解決編を観たい」と言う気持ちにさせて欲しいと思う。二週跨ぎの全てを否定しないが、連続ドラマらしい期待感の作り方が出来ないなら、一話完結の方が良いと思う。
その上、二週跨ぎとして一番大事なシーンにエンドクレジットを被せるとは、少々驚いた。更に第1と2話の脚本担当の大宮エリー氏が“脚本協力”になっていた。大宮氏の交代は賢明な判断だと思うが、今度の高橋悠也氏でも心配は絶えないような…
相変わらず、出演者の皆さんがお気の毒な状況は続くようだ…
ホームズがマツコさんになるのに賛否両論あるようですが、そこがこのドラマの営業上のポイントなのは間違いないと思います。でも、そこが物語の中で十分に活かされず、相葉さんとマツコさんが喋ってるだけにしか見えないのが一番残念な所だし、だから視聴率も伸びない。次週の解決編ではホームズと義太郎の活躍を期待します。
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