鍵のかかった部屋 (第2話・4/23) 感想
4/16からフジテレビで始まったドラマ『鍵のかかった部屋』(公式)の第2話『鍵のかかった部屋』『窃盗事件と練炭自殺今夜も密室事件です』の感想。また、貴志祐介氏の原作推理小説は未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まないで下さい。
音楽と無音暗転以外は薄味に。本格ミステリーへ一歩前進!
これは好き嫌いの問題として、相変わらずやや大量な音楽の張り付け方と硬い音質と大音量、それに無音暗転が気になってしょうがない。
しかし、それら以外、特に芹沢豪(佐藤浩市)と青砥純子(戸田恵梨香)がだいぶ薄味になり、私にとってはかなり観易くなり、先週とは見違える程に普通に楽しめる本格密室ミステリーに大きく一歩進んだと思う。
新しい探偵ドラマになりそうな予感…
残念なのは、榎本径(大野智)の不気味さや変人らしさも薄味になってしまった点。
鍵オタクと聞けば、一般的な設定や演技指導だと、“鍵の事を喋り出すと高揚して早口になり、知識を捲し立てる”と考えそうなものだが、本作では淡々と話し無感情(無表情)な設定だ。
だからこそ榎本の鍵オタクや防犯オタクとは違う一面をもっと描けば、今までと違ったオタク像が出来上がり、新しい探偵キャラクターになりそうな予感がする…
雑感…
エンドクレジット辺りの緊張感の作り方や音楽の使い方など、演出的な面白さもある。密室トリックは捻ってはあるが、取って付けたような。でも、ミステリーらしいと言えば言えなくもない。
ただ、被害者の心情の扱い方が微妙過ぎる。描くならもっと人間関係含めてきちんと描いた方が面白さが増すと思う。やはり今一つ脚本に工夫が欲しいと言った感じ…
今週は字幕オンで音量下げ目にして観ました。そのせいではないと思いますが、第1話よりずっと面白かったです。ドラマは面白くなってきたので視聴は続けますが、いろいろあって感想は今回で止めるかもしれません、悪しからず…
【これまでの感想】
第1話
鍵のかかった部屋 (角川文庫) [文庫] 貴志 祐介 (著)
ARASHI LIVE TOUR Beautiful World [DVD] 嵐
「映画 怪物くん」豪華版DVD<初回限定生産> 大野 智 (出演)
+act. Mini (プラスアクトミニ) vol.17 (+act. 2012年 6月号 増刊) [雑誌]
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