ATARU (第2話・4/22) 感想
4/15からTBSで始まったドラマ『ATARU』(公式)の第2話『証拠ゼロの殺人!完全犯罪を突き崩せ!!』の感想。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
中居さんの眼が良い!
アタル / チョコザイを演じる中居正広さんの眼が良い。迫真の演技とか絶対的な存在感と言うわけではないが、眼だけでチョコザイが普通の人とは違うことを訴えるのが良い。まあ、基本的に中居さんの芝居は嫌いでないのだが。
ファンの方には反論があろうが、私は中居さんは等身大の現代の普通の青年やお堅い役など多面的に物事を捉えて結論を出すようなキャラクターよりも、『味いちもんめ』の伊橋悟や『ナニワ金融道』の灰原達之のような、ある思いに一途で真っ直ぐで、ちょっと風変わりなキャラクターを演じるのが上手いと思っている。
だから、今回のチョコザイはハマリ役になるかもしれないと思うのだが、脚本と演出がチョコザイの特殊性を十分に魅せていないのが残念…
チョコザイの魅せ方を工夫して、交通整理して欲しい…
今週は、これまでの刑事ドラマや推理モノよりも、ひと味もふた味も違ったドラマらしさは見えてきた。しかし、何ともどっちつかずと言うか演出過多と言うか。
脚本の小ネタの入れ方やネタの見せ方は、正に『TRICK』のまんまだで、ちょっと目を離すと置いてけぼりに合いそうなほどだし、面白いと思う人以外は意味不明なネタも多い。
一方、事件の部分は視聴者も一緒に推理が出来るように構成されているし、事件そのものも意外と真面目に考えられて描かれている。要は、事件を楽しもうとじっくり観ると小ネタが邪魔(小ネタを楽しむなら良いと思う)なのだ。
その原因は、やはりチョコザイの魅せ方が中途半端だからだと思う。確かにサヴァン症候群はコミュニケーション障害の一種だから、コロコロと態度が変わるのだろうが、その辺のの魅せ方を工夫すれば、もっと全体が交通整理されて一本道が見えてくると思う…
演技の事は基本的に書かないのですが、一応褒めてるのだから良いですよね。さて、今週は全体的にあっさり風味の演出になって、蛯名舞子(栗山千明)へのイライラは軽減されたのですが、同時にチョコザイらしさが抑制されていまったのが残念。
でも、久し振りに継続視聴できるTBSの日9枠になりそうです。次週の脚本と演出の改善に期待します。
【これまでの感想】
第1話
レインマン [DVD]
ぼくには数字が風景に見える [単行本] ダニエル・タメット (著), 古屋 美登里 (翻訳)
アスペルガーの偉人たち [単行本] イアン ジェイムズ (著), 草薙ゆり (翻訳)
新春ドラマスペシャル 味いちもんめ 2011【DVD】 中居正広 (出演)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3546/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/266218049.html でも、受け付けております。
- 関連記事
-
- 鍵のかかった部屋 (第2話・4/23) 感想 (2012/04/24)
- 家族のうた (第2話・4/22) 感想 (2012/04/23)
- ATARU (第2話・4/22) 感想 (2012/04/23)
- 三毛猫ホームズの推理 (第2話・4/21) 感想 (2012/04/22)
- 都市伝説の女 (第2話・4/20) 感想 (2012/04/22)