三毛猫ホームズの推理 (第2話・4/21) 感想
4/14から日テレで始まったドラマ『三毛猫ホームズの推理』(公式)の第2話『家出猫はミタ!亡霊殺人事件』の感想。なお、赤川次郎氏の原作小説は一切未読。
なお、本作を面白いと思った方や出演者のファンの皆さんは読むと不愉快になりますから、読まない方が良いです。
出演者の皆さんがお気の毒…
先週よりだいぶ良くなった。マシと言うべきだろうか。視聴者が推理する面白さは薄いが、何より義太郎(相葉雅紀)が捜査・推理しようとする姿が描かれたし、飛び道具的なネタも抑え目になって、これなら次週も何とか楽しめそう。
ただ、全体的に出演者の皆さんがお気の毒と思えるような脚本、演出、音楽などなどで、「どうした土曜ドラマ!?」って感じで…
脚本はどこへ行きたいのか?
まず、脚本に推理モノならではの先の展開への緊迫感と、連ドラならではの次週への期待感を作って欲しい。それだけでもだいぶ違うと思う。
細かい事を言えば、無理に騒ぐウザい登場人物が多過ぎて事件どころじゃない集中力に欠ける雰囲気や、台詞が安っぽくて会話が上滑り気味だし、作品全体のノリ(テンション)とギャグのバランスが悪くて全体が空回り気味。
脚本が悪いと言うより、どの点も中途半端と言うべきかも。大宮エリー氏の脚本はどの辺の作品を目指しているのかわからない。原作とは比較しないから、是非“本作らしさ”をもっと大胆に魅せて欲しい。
演出や編集のテンポもイマイチ…
まず、二人以上(特に大人数)を1カットに収めるサイズがルーズ過ぎる。少々専門的になるが、刑事部屋で大人数がいるカットや、片山家での会話のシーン、涼子(瀧本美織)の部屋での義太郎とのカットなど、間延びしたと言うか締りが無いと言うかアンバランスと言うかコント風と言うか、ルーズなのだ。もう少しピシッと決まったサイズで撮って貰えれば、だいぶ印象が良くなるのに…
他に気になるのが、ギャグの直後に見られる妙な間。これが演出と編集から作り出すべきテンポがイマイチの原因。全体の空回り感を助長するだけだから、改善した方がテンポが良くなって面白くなると思う。
最後の相葉さん演じる義太郎の笑顔で何とかまとまった、そんな第2話だったと思います。もっと脚本と演出が本作らしさの魅せ方を工夫して欲しいだけです。来週に期待します。
【これまでの感想】
第1話
バーテンダー DVD-BOX
三毛猫ホームズの推理 [文庫] 赤川 次郎 (著)
三毛猫ホームズの追跡 [文庫] 赤川 次郎 (著)
三毛猫ホームズの推理 オリジナル・サウンドトラック 金子隆博
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