37歳で医者になった僕~研修医純情物語~ (第1話・4/10) 感想
4/10からフジテレビで始まったドラマ『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』(公式)の第1話『僕は自分をやり直す為に医者になった』の感想。なお、原作の川渕圭一氏の小説『研修医純情物語シリーズ』は未読。
既視感…
冒頭直後の主人公・紺野祐太を演じる草彅剛さんの台詞で、「ああこのパターンか」って感じの既視感ありありでスタートした本作。すると、紺野の指導医・新見悟役の斎藤工さんは、『ハガネの女 season2』の新米教師・水嶋先生がそのまま医者になったような設定で登場(って事は中盤からおざなりに?)。
初回で原作小説がありながらオリジナルストーリーなのに、この既視感は半端無い。せめてもの救いは、主人公が医者になった理由が、理想の医療や医師を目指すためでなく、自分を変えるためにと言う設定くらい。そこがブレない事を祈る…
ご都合主義…
とは言え、結局、主人公は自分がやりたい事(嚥下障害のテスト)のために、カンファレンスを無断欠席(我が家の医療従事者は、休暇の日でも重要なカンファレンスには出席するが)して、たまたま成功したから良かっただけなのに、壮大な音楽に乗せて感動エンディングって、どこまでご都合主義の脚本なのか?
全てを医者任せにする患者はバカだと言う沢村瑞希(水川あさみ)の発言には賛同する部分はあるが、医師がカンファレンスをサボって本人の感情だけで処置をするのには賛同できないが…
取り敢えず次週で様子見を…
主人公がなぜ37歳で医師を志したのかが見えてこない。だから、本作が研修医の成長物語なのか、研修医による大学病院の改革物語なのか、その両方なのか、ただダラダラ進むのかよくわからない。
今回は、全く医者に見えない佐伯毅彦(松平健)のラスボス感と、患者・多田守(北村総一朗)の演技力だけが印象に残っただけ。取り敢えず次週で様子見を…
PCIを知らない研修医とか、患者の前で腕組みする医師とか、脚本担当の古家和尚氏はどの程度医療事情をシナハン(シナリオ・ハンティング)しているのでしょう。古家氏の脚本なので、過大な期待はしないでおきます。
主人公や設定が現実離れしているなら、せめて医療の部分だけはリアルにして貰いたいです。字幕や解説図を入れれば良いってもんじゃないと思いますが。
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