映画「ザ・トーナメント」 感想と採点 ※ネタバレあります
映画『ザ・トーナメント』(公式)を先月下旬に劇場鑑賞。今更だが備忘録的に書いておくことにする。
採点は、★★★☆☆(5点満点で3点)。100点満点なら50点にします。
ざっくりストーリー
ロンドンでは「ザ・トーナメント」と呼ばれる、世界中の殺し屋たちが集結し殺し合う競技大会が、7年に一度開催されている。金が有り余った大金持ちたちが、警察すら手の届かないアンダーグラウンドの秘密組織と行う大賭博大会でもある。
と殺し屋たちは体内に埋め込まれた発信機と、街中に設置された監視カメラの下で、最後の一人になるまで24時間戦い続け、その最後の一人が膨大な金を手にすることだ出来るのだ。
前回優勝者ジョシア(ヴィング・レイムス)は妻を殺した犯人への復讐を誓い、アジアの殺し屋ライライ(ケリー・フー)など30名が参戦。そんな中、アル中で気弱な神父マカボイ(ロバート・カーライル)が発信機を誤飲してしまい、殺し合いに巻き込まれて…
掘り出し物のB級アクションだが、何か物足りない…
2月末に劇場鑑賞したのに、忙しくて記事を書くのを忘れた本作。と言うか単館上映だし「書くまでもないかな」って感じで…
中心人物の設定が上手くできてるし、オチも悪くない。アクションもテンポも割と良いし、さほど飽きる要素もない。ただ、何か物足りない…
「意見には個人差があるから」と寛大なお心の方のみ、採点理由も含めて、詳細はネタバレが含まれますので、ご理解の上、“続きを読む”よりお進み下さいませ。
競技大会の舞台設定さえ…
妻を殺した犯人捜しを兼ねて参戦する男、なぜか巻き込まれるアル中で気弱な神父、意外と物語の肝になるアジア代表の女殺し屋、そもそも発信機を取り出したのが最強の黒人フランス人と、中心人物4人の設定が上手くできているのが良い。
それらを活かしたオチも悪くない。アクションもテンポも割と良いし、さほど飽きる要素もない。ただ、やはり肝心の「ザ・トーナメント」と言う競技大会の舞台設定部分が貧弱なのだ。ご都合主義だし安っぽいし。その辺をスルーすれば95分はあっと言う間だ。
「七人の侍」のリメイク版監督…
本作を観た理由が、監督スコット・マンの映像を観たかったから。昨年発表された巨匠黒澤明監督の『七人の侍』のリメイク版の監督に抜擢されたからだ。
本作を観る限り、グロさ加減は心配するところだが、登場人物の活かし方や、全体のテンポの良さやトーンの統一感、観客を飽きさせない工夫など、脚本と予算次第で期待しても良さそうだ。
期待しなかったせいもありますが、意外と面白かったです。B級アクション映画が好きなら、SFテイストも手伝って、ゲームの中の世界観と現実の融合みたいな面白さを楽しめます。ただ私は平気ですが、グロいのがダメな人は要注意。結構、肉片が飛び散ります。
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