最後から二番目の恋 (最終回・第11話 3/22) 感想
1/12からフジテレビで始まったドラマ『最後から二番目の恋』(公式)の最終回『まだ恋は終わらない~最終回』の感想。
子供にゃわからない秀逸な「大人の青春ドラマ」だった!
いやぁ、「そう来たか!」と言った感じだ。11週間に亘る小さな町の中年のおじさんとおばさんたちが繰り広げる「大人の青春ドラマ」をどうまとめるかと思ったら…
最後は、タイトルの意味を主人公・千明を演じる小泉今日子さんお得意のしっとりとしたモノローグで締めくくるかと思いきや、最後の最後に和平(中井貴一)との口喧嘩の中で、“新たな最後から二番目の恋”を告白させると言う粋なエンディング。
お子様には薄味かもしれないが、中年にはこの位が丁度良いのだ。うーん、脚本が上手すぎる!
制作現場の楽しさが、画面からそのまま伝わってくる面白さ!
公式サイトや番線で見る制作現場の楽しさが、ドラマの画面からそのまま伝わってくるような面白さも本作の特徴。それも主人公がドラマのプロデューサー役ってのが利いている。
特に今期はテレビ局の大人の事情でつまらなかったドラマが多い中、撮影現場の空気が何となく伝わり、それもほのぼのとした香りを届けるドラマだったような気がする。
千明が“湘南のヤンキーの匂い”がしたりテキーラが好きだったり、山頂でのピクニックのシーンでの吉野ファミリーの笑顔など、チラチラと「これ素なの?」「これ演技?」と言うようなシチュエーションも意図的に挿入されることで、妙なリアリティーが生まれていたのも悪くない。こう言う楽屋落ちなら大歓迎だ。
願わくば「season2」を…
本作の楽しさの一つが、連続ドラマとしての楽しさ。連続ドラマだからこそ、登場人物たちが成長し関係が変化し、視聴者が来週を期待する。そう言う楽しさは1回限りのスペシャルドラマや、ましてや劇場版では絶対に成立しない。
是非とも続編を期待したいが、その際は必ず連ドラで帰って来て欲しい。その時は鎌倉の夏から秋なんかに季節を変えて描いて欲しい。
まあ、何と憎いまとめ方でした。タイトル詐欺が多い中、本作は見事にタイトルの意味がストンと落ちました。「来週から二人はどうなるんだろ?」と思っても無いんですね。そんな残念な気持ちになったドラマも久しぶりです。キャストとスタッフのみなさん、お疲れ様でした。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
第10話
最後から二番目の恋 Blu-ray BOX
最後から二番目の恋 DVD-BOX
フジテレビ系木10ドラマ「最後から二番目の恋」オリジナルサウンドトラック
厚木I.C. 小泉今日子 | 形式: CD
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