ストロベリーナイト (第10話 3/13) 感想
1/10からフジで始まったドラマ『ストロベリーナイト』(公式)の第10話『ソウルケイジ 2』の感想。なお、誉田哲也氏の原作小説はすべて未読。
整理整頓不足…
うーん、結局は全体的に整理整頓不足で面白味を感じにくい。まず、登場人物が多過ぎる。更に日下(遠藤憲一)の家族の話とかガンテツ(武田鉄矢)との関係とか今更突っ込んできてもごちゃごちゃするだけ。
次に、時系列。頻繁に入れ替える割に演出的な魅せ方が良くないから、物語の連続性(持続性)を削いでるだけ。更に、伏線。謎めいた事件にするべくあれこれ伏線を張ってくるが、これまた唐突に挿入してきて、意外と効果が無かったり。
もう少し全体を整理整頓すれば良いのに、これでは引き延ばしと言われてもしょうがないと思う。せめて、メインの事件にもうちょっと集中させて欲しい。
姫川班と日下班の攻防戦を描きたいのはわかる…
いくら姫川班と日下班の攻防戦を描きたいからと言って、ここまでエスパー玲子こと姫川玲子(竹内結子)は“勘”を発表し、イライラしながら髪をかき上げるだけで捜査しているように見えないと面白味が無い。
現実には見込み捜査も時には必要だと思うが、本作ではあまりに極端に描かれ過ぎているから、「またか」と思ってしまう。
以前も書きましたが、小説は、主人公の視点で物語が語られます。読者は主人公の気持ちを理解し共感しながら物語を体験します。
映像(ドラマ)は物語を視覚化することです。様々な登場人物が様々な事件を通して物語を構成していくのを、視聴者は映像を全体を把握するんです。
どうも原作小説をそのまま映像化しているような違和感を覚えます。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 [文庫]
殺ったのはおまえだ―修羅となりし者たち、宿命の9事件 [文庫]
悪魔が殺せとささやいた―渦巻く憎悪、非業の14事件 [文庫]
BI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 [文庫]
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