明日をあきらめない…がれきの中の新聞社~河北新報のいちばん長い日~ (3/4) 感想
2012/3/4にテレ東で放送されたドラマ『明日をあきらめない…がれきの中の新聞社~河北新報のいちばん長い日~』(公式)の『原作・河北新報のいちばん長い日~被災地に届けた命の新聞・販売店家族の感動実話』の感想。
最初は、時期尚早と思ったが…
まず、この度の「東日本大震災」により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
私は千葉県北西部、映画館で鑑賞中に震度5強を体験したことは記事『映画館で被災しました』で書いた通り。あれから約1年経つが、未だにあの劇場のスクリーン1に入るのは少々躊躇うし、鑑賞中に小さな地震があっても逃げ出したくなる。これがPTSDなのかわからないが…
そんな数百キロ離れた私がそうなのだから、東北で被災された皆さんやその関係者の方々には、このドラマ化が少し時期尚早では無いかと思いつつ観た。結果的には、素直なドラマづくりの姿勢も相まって、心配するほどのことは無かったと思う。
観終わった後の何とも言えぬ消失感…
先に書いた通り、脚本、演出、演技の何れも奇を衒う事無く、素直でストレートな描き方で、テレビ東京の素直なドラマづくりの姿勢はなかなか良かった。
まあ、唯一気になったと言えば、劇中に登場する河北新社の「取材部門」と「販売部門」が終始並行に描かれ、シンクロする部分が無かった事。その辺をどう脚色するか難しい所だが、無理にドラマチックな展開にする必要性も感じないから、気にはなったが悪くないと思う。
それよりも、観終わった後の何とも言えない消失感がたまらなかった。改めて自然の力の大きさに圧倒され、愛する人を失った悲しみ、家族の絆、新聞に関わる人たちの熱意や葛藤など、いろいろ考えさせられた見応えのあるドラマだった…
冒頭は陳腐な再現ドラマか?って感じでハテナマークでしたが、徐々に引き込まれて観てしまいました。
BSジャパンで3月11日(日)午後9時から再放送されます。見損ねた方はご覧になっては如何でしょうか。
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