相棒season10 (第17話 2/29) 感想
10/19からテレ朝で始まったドラマ『相棒season10』(公式)の第17話『陣川、父親になる』の感想。
ミステリーらしさは物足りないが、秀逸な作品!
「報道発 ドキュメンタリ宣言」と大々的なキャンペーンをはりながら、ねつ造や偏向放送が絶えないテレビ朝日が、「やらせドキュメンタリー番組」をテーマにした意欲作!?だった今回。
二転三転のどんでん返しも、後輩Dの津村紗弥(宝積有香)の最後の泣きの演技でより効果的だったし、1時間枠でここまできっちり描いてきたのは、かなり秀逸な脚本と演出だったと思う。
ただ、最後は証拠そのものが自供したみたいな感じで、ミステリーらしさは物足りなかったのが残念だったかも。とは言え、ドラマとしてしっかりとした作りは良かった。ただ…
もはや「相棒」と言うより「土曜ワイド劇場」じゃないの?
「これって相棒なの?」と言うのが正直な感想。『杉下右京の事件簿』も困るが、今回はその右京(水谷豊)すらも最後の最後の“正義のお説教”くらいしか目立った活躍は無し。
そうなれば尊(及川光博)はもとより、陣川(原田龍二)なんて陣川である必然性すらない存在感の無さ。これでは『相棒』と言うより、『土曜ワイド劇場』で別の刑事が解決しても良かったようなもの。
刑事ドラマとしては面白くても、もう少し『相棒』らしさとか、「特命係」らしさを描いてもらいたかった。season10もあと3話くらいしか残っていないも、作家には意識して欲しい…
久しぶりに1時間ドラマで見応えがあったと思います。でも『相棒』らしさが物足りないのが残念でした。どうも脚本の守口悠介氏(第8話担当)は、ストーリー全体の流れに集中するのは良いですが、連続ドラマならではの「らしさ」の描き方が今一つですね。次週に期待します。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
第10話(元旦SP) 第11話 第12話 第13話 第14話 第15話 第16話
相棒 シナリオ傑作選2 [単行本]
相棒 シナリオ傑作選 [単行本]
ドラマ「相棒」はビジネスの教科書だ!杉下右京に学ぶ「謎解きの発想術」
相棒 Season 10 オリジナル・サウンドトラック 池頼広
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