ハングリー! （第8話 2/28） 感想

1/10からフジで始まったドラマ『ハングリー!』（公式）の第8話『別れの時!宿敵の甘い誘惑…』の感想。

残り3話だから、今更バンドの話はどうでも良いような…

先週まで英介（向井理）の心の内が見えないのはつまらなかった。
しかし、今回で英介の音楽やバンド仲間に対する気持ちが描かれたのは良かった、と言いたいところだが…。描いて欲しいのは、本心から一流フレンチレストランをやりたいのか、母親やまりあ（国仲涼子）との関係、麻生との対立構造をどう思っているのかなのだ。
あと残り3話しかないのだから、今更バンドの話、それも実は「デビューできたかも？」みたいな心残りを描いたって、結局は最後の最後に英介が3人に謝罪して、バンドも店も一件落着させちゃうんだから、余計な話ではないのだろうか。
それに、3人は天才料理人である英介の引き立て役として、きっとまたすぐに不平不満を漏らすのだから、時間稼ぎにも見えちゃう…

「ハラペコキッチン」が進化する様子は悪くない！

英介が亡母の後を継いで仲間と一緒にフレンチ・レストランを悪戦苦闘しながら経営するお話が、脚本の段階で云うと、「発端」から「中盤」を超えて、これから「終盤」に向かうポイントの回として、『ハラペコキッチン』が進化する様子を描いたのは悪くなかった。
ただ、あちこちの恋バナや麻生（稲垣吾郎）との対立も突っ込んでくるから、少々焦点がぼやけ気味で勿体無い。あれこれ見せ場を作らなければいけない大人の事情もわからないわけでないが、感じさせないでくれれば有難い…

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第7話までは微妙に視聴率は連続下降気味ですね。やはり本作も主人公の設定が不十分なまま、脚本を書き出しちゃってる感じがします。

だから、全体はそれなりに面白いのだけれど、肝心の英介が何を考えてるのか良く判らないから、今一つ主人公に感情移入できずって感じ。勿体無いなぁ。

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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

     

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