ダーティ・ママ! (第7話 2/22) 感想
1/11から日テレで始まったドラマ『ダーティ・ママ!』(公式)の第7話『銃撃の真相…雪舞うグラウンド涙の対決』の感想。なお、秦建日子氏の原作小説は未読。
裏がサッカーで消化試合か?
裏番組に『サッカーロンドン五輪アジア最終予選マレーシア戦』があったから、2週跨ぎで消化試合にしたのかと疑いたくなるほど、内容の無い回だった。特に約13分もあった雪降る野球場での葵(香里奈)と敦子(佐藤仁美)の元バッテリーの対決シーンは、正に消化試合に相応しい意味不明さ。なんだかなぁ。
課題なら即ゴミ箱レベルの脚本にOK出すかなぁ…
心のこもっていない台詞をただただ並べて、お涙頂戴的なエピソードを作り上げたつもりで、的外れな結末しか描けていない。シナリオ学校の課題なら先生が目を通すまでもなく即ゴミ箱レベルの脚本だった(私の学生時代は正にこれの連続だったが…)。
それは脚本担当の小林昌氏の技量不足だからしょうがないが、これにOKを出すスタッフこそどうかと思う。それに小林氏が所属する『OFFICEBLUE』(公式)は本作の原作者であり脚本担当の秦建日子氏。自分とこの所属ライターの実験台にしてはお粗末すぎると思うが…
高子から「非常識で我がままな子連れママ」を削っても…
これまでも高子(永作博美)が「非常識で我がままな子連れママ」しか見えないと言ってきた。ところが今回は高子からそれが消えてしまった。するとどうだろう。ただのつまらないドラマになってしまった。
そりゃ、逆に「仕事と母親を両立している理想の女性」が描かれる訳でもなく、ただゴミの中から証拠品を見つけるだけ。高子の破天荒ぶりをもっと昇華させてこそ、楽しい非現実の世界が描けるのに…
最近のつまらないドラマ脚本の見本みたいな作品だったと思います。ただ人気者を集めて、セリフを喋らせて、「いい話」で落とすだけ。登場人物は生き生きとせず、脚本家に動かされているだけ。こう言うドラマづくりでは視聴者が喜ばないのは周知だと思うんです。
ドラマの脚本って、「いい話」を書くことでなく、劇中の登場人物たちの生きる様を描くことだと思います。来週は御大の秦建日子氏の登場ですから、期待します。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
ダーティ・ママ! [文庫] 秦 建日子 (著)
ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く! [単行本] 秦 建日子 (著)
子連れ狼 死に風に向う乳母車 [DVD]
子連れ狼 ベストセレクションDVD BOOK 冥府魔道編 [大型本]
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