最後から二番目の恋 (第6話 2/16) 感想
1/12からフジテレビで始まったドラマ『最後から二番目の恋』(公式)の第6話『今迄のどんな恋にも似てない』の感想。
年齢を重ねたからこその、おとなの苦い孤独感の描写が秀逸!
今週も明るくもせつない大人の恋が描かれた。特に今週は年齢を重ねたからこその、おとなの苦い孤独感の描写が秀逸だった。
「老眼です」と眼鏡屋で宣告された時のあの孤独感は、最初に老後や死を意識した瞬間だったように思う。若い人と一緒に仕事をする時に、ふと「ウザい年上」にはならないように気をつけてる自分に驚いたり…
既婚未婚に限らず、「いつまでも精神的には若くありたい」と言う前向きな自分と、「いつまでも肉体的に若くない」と言う悲観的な自分と、どう向き合い付き合っていこうか日々悩むおとなの孤独。今週も脚本、うまいなぁ。
今週も、和平と千明の距離感の描き方がうまい!
フレンチレストランで和平(中井貴一)と千明(小泉今日子)の好みのメニューが偶然同じだなんて、自然なエピソードなのに2人の現在と未来の距離感をうまく表現してると思う。
また、今後は真平(坂口憲二)が絡んできて、そう簡単に大人の恋が成就するわけではないらしいし。この辺の“焦らし方”がこののんびりムードにぴったりと合っている。こう言う日常的な何気ないエピソードの積み重ねこそ、本作の面白さでもあるわけで…
秀逸な脚本の上に、抜群のアドリブが乗っかってる!
大概のドラマでは何処がアドリブなのか判別できる自信がある私でも、本作は判別できないような上手い台詞や演技が散りばめられている。
脚本の中の登場人物たちが自然に動いているからこそなのだが、更に俳優さんたちに役が憑依したように抜群のアドリブが乗っかってるから、面白くないわけが無い。
中井貴一さんは可愛いおじさん、飯島直子さんはわがままおばさんを好演してます。あとは小泉今日子さんのスイッチがもう1つ入ると完璧なんですけどね。きっと和平との関係が進展した時のために温存してるんだと思うので、今後に期待します。
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