最後から二番目の恋 (第5話 2/9) 感想
1/12からフジテレビで始まったドラマ『最後から二番目の恋』(公式)の第5話『人生最後の恋って何だろう』の感想。
悪く言えば「引き延ばし」だが、焦らし方が上手い!
期待した私がいけないのだが、結局、和平(中井貴一)と千明(小泉今日子)の恋愛も真平(坂口憲二)の謎も、ほぼ前進せず。その意味では、悪く言えば「引き延ばし」だが、何とかギリギリで「焦らし」レベルでおさまったようだ。
その理由は、本作がハラハラドキドキしたり甘く危険な恋愛をテーマにしているわけでなく、あくまでゆっくりとゆったりと2人の大人の恋愛を描くドラマだから。でも、若い視聴者には物足りないかも…
千明と和平の距離感の描き方が秀逸!
今週も“ファンキー長倉”の言動の一つ一つが面白くて可愛い。そして、今週は若干だが千明と和平の距離が近くなりそうな雰囲気を漂わせてきた。とにかく本作の脚本は、千明と和平の微妙な距離感の変化の描写が秀逸。その辺はうまく「焦らし」効果が出ていると思う。
生まれも育ちも性格も違う大人の男女が、時に反発し時に共感し合う。この磁石のS極とN極がコロコロと入れ替わりながら、徐々に近づいていく様が心地良いほどだ。
「大人の遠足」で上手く括ったものだ!
今まで暗いレストランで愚痴っていた祥子(渡辺真起子)啓子(森口博子)たちが、一転明るい鎌倉の街に「大人の遠足」で繰り出し、アラフォー女たちの本音をあっけらかんに喋り、和平の反応も面白い。
典子(飯島直子)と万理子(内田有紀)のもやはコントのようなやりとりも、1人謎めいた真平も質のいいホームドラマならではの存在感。
それに何より日本中の観光関係者が羨ましがりそうな『鎌倉観光PV』に仕上がっていたのも見事。うーん、うまいなぁ。
毎回、大した進展が無いのに、次週が気になります。その辺の「焦らし方」が上手いですね。今期ナンバーワンの面白さになってます。来週も期待します。
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