ラッキーセブン (第4話 2/6) 感想
1/16からフジで始まったドラマ『ラッキーセブン』(公式)の第4話『仕掛けられた甘いワナ』の感想。
新田の出番が少なくても、なぜ新田が主役な脚本と演出なの?
今回も本作を楽しんでいる方には申し訳ないが…
あちこちでも言われている通り、まるで本作の主役が新田輝役の瑛太さんであるような第3話までを、大人の事情で何が何でも払拭したいのか、一部の噂で瑛太さんが3月公演の舞台稽古で降板するのか知らないが、よくぞここまで思い切って時多駿太郎(松本潤)だけを描いたものだ。それも2週またぎの引き延ばし。
ならば、ならばだ。なぜ駿太郎が大活躍する案件作り、首尾良く解決するお話にしないのだろう。確かに新田の出番は少なかったが、明らかにお話の中心は新田であり、瑛太さんの演技だった。こんな偏った脚本と演出で出演者それぞれのファンも楽しめるのだろうか?
少なくとも何となく引き延ばされるのは面白味以前の段階で、少々腹が立つ…
駿太郎と新田の関係が不明瞭なままこの展開では…
急に駿太郎が新田に対してタメ口、いや上から目線になったのも違和感を覚えるが、こう言う展開が当初から考えられているのなら、最初から駿太郎と新田の関係をもっと明瞭にして欲しかった。と言うか、最初から駿太郎は探偵事務所の一員で良かったと思う。
まぁ、フリーターからスカウトされてと言うくだりが無いと、時多家の設定が不要になるから困るのだろうが、どうも本作はよくわからない設定があちこちに潜んでるような…
シリーズ全体の構成に無理があると言うか…
先にも書いたが、岡江久美子さんや小山慶一郎さんがいる時多家、吹石一恵さんと金田明夫さんがいる北品川警察署、いずれも第4話までこれと言った必然性を感じない。今回の最終回の直前回みたいな展開もそう。さぞや後々に「なるほど!」と言わせるエピソードでも用意しているのだろう。
本作には、“シリーズ構成”と言うスタッフがいる。役目は当ブログで時々語る「リレー脚本の弊害」を防止するため、新人(と思われる)3人の脚本家の調整をしているのだろう。本作では、第4話の演出も担当し、映画『GANTZ』の監督でもある佐藤信介氏だ。『GANTZ』を観た私は、佐藤氏に過度な期待はしない…
シリーズ全体のコンセプトは大切だが、毎週のクォリティーを上げてもらわないと、肝心の見せたいであろう最終回まで期待感が持続しないのでは…
文句を言いつつ毎週観てます。と言うか、『月9』だから巻き返しがあるだろうと期待しています。ただ、今週はアクションシーンも無く、テンポもイマイチ。さて、来週どうなるやら…
このドラマを観ていると、いつも思い出すのが昔に日テレで放送していた『俺たちは天使だ!』と言う探偵モノのドラマ。あれは探偵が案件を通して一攫千金を目論むアクションコメディドラマの傑作でした。あんな感じのドラマを期待したんですけどね。
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