妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 (第3話 2/5) 感想
1/22からテレ朝で始まったドラマ『妄想捜査~桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』(公式)の第3話『大出現!!(秘)ミステリーサークルと殺人バンジージャンプに謎の接点』の感想。なお、奥泉光氏の原作小説は未読。
残念。TRICK劣化版に逆戻り…
折角、先週お寒いギャグが減り、お色気シーンを加えて、面白くなる予感がしたのに、今週は第1話に逆戻りして残念。まっ、逆戻りと言うより桑潟幸一(佐藤隆太)が「スタイリッシュ」と無駄に連呼するだけでスタイリッシュでない『TRICK』劣化版って感じだ。
原作の評価も高そうなのに、なぜこの場に及んで二番煎じみたいな演出と脚本(ホンは原作に影響を受けるかもしれないが)をやるのか?オリジナリティーこそ深夜枠や低予算枠ドラマの見所なのに。脚本・演出担当の及川拓郎氏の真意は何なのだろ???
台詞と独白の区別がつかない妄想シーンの描写…
今週は特にクワコーの台詞と独白の区別がつかなかった。まるでオンリー(撮影現場で音声素材だけ別録音すること)したかのようで、同じように聞こえた。それでなくても佐藤さんがオーバーアクションで台詞を叫んでるような演技だから、せめて独白部分は雰囲気を変えて喋ってもらわないと。
今回は全体的に妄想捜査をしたというより、独り言捜査をしていただけ(捜査した?)に感じられた。妄想シーンの描写って、小説なら読者自身で、漫画なら吹き出しで表現できるが、映像の場合は描写を工夫してもらわないと、何が何だかわからない…
好き嫌いの問題だと思いますが、日曜夜のドラマで最後に期待したのに残念です。桜庭ななみ演じる仁美の空回り感と言うか疎外感が半端無いです。いっそクワコーを悪ノリで振り回す都与(倉科カナ)を中心にした方が面白そうなくらい。
きっと今回は脚本と演出の及川氏の作風によるのでしょうが、もう少し桜庭さんに演技指導した方が良くないですかね。演技には口を挟みたくないですが、毎度の台詞ごとに演技が違って、レギュラーとしての全体の統一感がイマイチ。これが上記の感想にもつながるわけで、その辺も含めて次週の巻き返しに期待します。
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