最後から二番目の恋 (第4話 2/2) 感想
1/12からフジテレビで始まったドラマ『最後から二番目の恋』(公式)の第4話『女が年取るってせつないよね』の感想。
今週も和平さんが一々かわいくて一々面白い!
先週も書いたが、中井貴一さん演じる長倉和平(50)の言動が、(日本語がおかしいが)一々かわいくて一々面白い。今回も冒頭の「枯れ専」「ババ専」から始まって、回りをどんどん巻き込みノンストップで。
唯一気になるのは、和平があまり仕事をしていないところ。その辺がもう少し描かれれば、千明(小泉今日子)の職場シーンとのバランスも良くなるのに…
普通の生活の中の、些細な出来事でもドラマになる!
岡田恵和氏の脚本が見事だ。人生最大の事件が起こるわけでもなく、特別な非日常でもなく、普通の生活の中の些細な出来事の積み重ねなのに、ここまで登場人物たちの個性や人生を描けるものだと、再認識している。
もちろん、そんな中で唯一の非日常的な存在である真平(坂口憲二)の謎明かしが、このドラマの起承転結の「転」になり後半戦に向かっていくのだろうが、折り返しまでは、どこにでもありそうなエピソードばかり。
奇を衒わず、普通の人たちの普通の会話や行動でも、ドラマチックに描けるのだ。まっ、ドラマの面白さは脚本家の力に左右されるということだ。
安心して楽しめるホームラブコメディドラマになりつつある…
先に書いた通り、和平の仕事っぷりを別にすれば、千明たち女3人のレストランのシーンも活かされたし、ほど安心して楽しめるホームラブコメディドラマになってきていると思う。とにかく理屈抜きで面白い。
また、一昔前のドラマ仕立てなのも、オジサン世代には懐かしさも相まって、楽しめるポイントだ。キャストのスケジュールさえ都合がつけば、『渡鬼』みたいに長寿番組を目指してもらいたいものだ。
予告編では、いよいよ和平と千明の恋愛が動き出そうだし、真平の謎も見えてきそうだし、ほぼ折り返しとすれば全体の構成も上手いですね。次週に期待します。
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