ラッキーセブン (第3話 1/30) 感想
1/16からフジで始まったドラマ『ラッキーセブン』(公式)の第3話『結婚詐欺師を追え』の感想。
高級建材で、一等地に玄関だけ立派な豪邸を建てるような…
本作を楽しんでいる方には申し訳ないが、まるで、高価な建築材料で、一等地に正面玄関だけ立派な豪邸を建てたようだ。
確かに第1話は笑いあり涙ありアクションありの3拍子だった。しかし、2話、3話と続く度に、それらの影は薄れ、狭くて安っぽい“ちょっといい話”風の“どうでもいい話”だけになってきていると思う。
とにかく主人公を活躍させるために世間は狭いし、登場人物を悪人にしたくないのか、散々結婚詐欺と騒いだ割におとがめも無し。子供と動物と手紙で何となくお涙頂戴なオチをつけても、私はさほど面白いとは思えない…
「ファンだけが楽しめるドラマ」化が進行してない?
娘のために結婚詐欺を働き、娘の一言で改心する。これ自体は“いい話”だと思う。
ただ、結婚詐欺事件となっているにも拘らず警察の動きを見せず、何より北品川ラッキー探偵社と言う組織の一員でありながら、駿太郎(松本潤)の単独行動が許され、最後はなぜか駿太郎が母子を見送るって、これって明らかに「主役のファンだけが楽しめるドラマ」化が進行していると思う。
フジテレビも、ファンもこれで良いならそれでいい。私が観なければ良いだけだ。ただもっと多くの視聴者を楽しませたいなら、もう少し別の描き方があると思う…
シリアスとコメディ、主役と脇役のバランス…
まず、駿太郎がシリアス担当、その他のメンバーがコメディ担当のような役割分担が面白味に欠ける。特にシリアス部分については、出演者全員で駿太郎を引き立てるようなシチュエーションを作らないと、探偵社である意味が無い。
また、主役を目立たせたいのはわかるし、子供や遊園地や犬を使って尺と視聴率を稼ぎたいのはわかるが、結果的に主役が物語から浮いた状態になっては元も子もないと思うのだが…
未だに北品川警察署の2人の存在理由がよくわかりません。どうやら複線はありそうですが。今回などは桐原由貴(吹石一恵)が「私たちには出来ないことですよね。逮捕者も出さずに事件そのもを解決するなんてこと」ってなこと言って、探偵社の良き理解者みたいに描かれていましたが…
松本さんだけが活躍するドラマにしたいのなら、ラッキーセブン探偵社での位置付けを変えるなりして、他の方法を模索した方が良いと思います。(どうせ)3人のリレー脚本で、探偵社の設定自体が毎回揺らいでるんだから大丈夫なはず。私には、なんか勿体無い、そんなドラマになってきています。
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