理想の息子 (第3話 1/28) 感想
1/14から日テレで始まったドラマ『理想の息子』(公式)の第3話『言わせて見せる!! クソババア!!』の感想。
ここまでナレーション多用で「誰でも楽しめる化」するなら…
最近の日テレドラマで加速中の「誰でも楽しめる化」。簡単に言うと、台詞(特にナレーション)を多用し、登場人物の感情を始め設定や物語まで映像でなく台詞で説明。また、設定や展開も流れや必然性は二の次で、面白さや世間ウケを最重視するドラマのことだ。
本作も加速度的に「誰でも楽しめる化」が進行中だ。それが悪いと思わない。でも、折角ここまでやるなら、中途半端で止めず、トコトンやれば良いと思うのが…
「型」が出来てきたのは良いことだ!
第3話で、全体の流れやパターンと言うべき「型」が出来てきたのは良いことだ。「型」が出来ずにいつまでも宙ぶらりんのまま進むドラマも多いのだから。
母が理想の息子を追いかけるコメディパートで、学園でのシリアスパートをサンドイッチにすると言う「型」ができたのなら、安心して次の段階へ行けば良い。次の段階とは「これ」と思うことがある…
もっと徹底的に、メリハリとデフォルメをしたら良いのに…
母と息子のパートはコメディが主体、学園でのあれこれはシリアスが主体。で、どちらにも少しずつシリアスとコメディ要素が加わってるのが現代の状態。そこにメリハリが欲しい。
例えば、今は海(鈴木京香)から大地(山田涼介)の気持ちが中心になっているが、大地から海への思いをもっと描けば、シリアス度が増してメリハリがつく。また、コスプレや動物CGはあるものの基本的にシリアスな学園パートに、今は受動態の大地をもっと能動的にしてやるだけで、対決構造にメリハリがつく。
また、ここまで「誰でも楽しめる化」をしてお子様向けにもなっているのだから、全体的な脚本の描写や演出をデフォルメ(特徴を誇張、強調すること)したら良いと思う。それだけで観ているだけで面白さが増すはずだから。今後に期待したい…
先週は、オジサンの私が観るにはちょっと恥ずかしいレベルと書きましたから、今週はオジサン的視点を止めて観てみました。すると、自分でも驚いたことに、全体的に物足りなさを感じちゃったんです。その自分なりの解決策がメリハリとデフォルメ。ちょっと来週が楽しみになってきました。
土日が仕事なので、金曜~週末の感想が遅れ気味です(謝)。今日はたまたま早く帰宅できたので、やっと見ることが出来ました。
マザコン [文庫] 角田 光代 (著)
なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか [新書] 岩月 謙司 (著)
毒になる親 一生苦しむ子供 [文庫] スーザン・フォワード (著)
子どもが育つ魔法の言葉 [文庫] ドロシー・ロー ノルト (著)
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